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大ちゃんがシャワーを浴びている間に朝食の準備をする。
とはいえ料理はほとんどしないため、昨日の夜セットして炊き上がっている白米と、昨日の夜ご飯の残り物。
大ちゃんは朝はパン派！とか抜かしやがるからパンを焼いておく。
「…やあっと目が覚めた！ちゃん、おはよ！」
「相変わらずお寝坊さんだねえ。」
髪の毛を乾かして出てきた大ちゃんと一緒に朝食を食べる。
「なに、ちゃん。今日気合入ってるじゃん。」
「久々にみんなと遊ぶし、たまにはね。」
「まーた薮くんと光くんになんか言われそう。」
「大ちゃんもやってあげよっか？」
「まじで！？」
大ちゃんよりも先に朝食を食べ終わった俺は使った食器を食洗機へとセットして大ちゃんの元へ向かう。
リスみたいにもぐもぐしている大ちゃんの前髪を掴んだ。
その前髪をくるりと後ろ側に持ってきてピンで止める。
「でこっぱちじゃん！」
「ええ。ポンパドール、可愛いよ？」
似合ってるし、と言うとそ、そう？と照れる大ちゃん。
似合ってるのは本当だけど相変わらず単純。
アイロンを洗面台から持ってきて髪を少しずつ外ハネにしていく。
「ん、できた。スプレーは自分でやってね。」
「あい！ちゃんありがと！」
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作者名：しい | 作者ホームページ：https://twitter.com/@bshii_1122
作成日時：2021年4月16日 1時
