Code Blue 『The Path of Life 2』

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『VT継続中です』

「恐らくAMIだ。初療室運ぶぞ！」



藤川先生の持ってきたストレッチャーにおばあちゃんを乗せて
あわただしくヘリを迎える準備をする初療室に運び込んだ。





『除細動もってきて、あと挿管の準備』



私の指示に看護師たちが動く。
患者を処置台に移し、モニターをつける。



「ヘリまもなく戻りますが頭部外傷に肋骨骨折の疑いです」

「そっち任せるわ、…翠川！！！」

『はい！！』



黒田先生の声にラインの準備をしていた手を止める



「お前ヘリの方いけ」

『わかりました！』



白石先生、ごめんあとよろしく、
と声をかけ三井先生、緋山先生と共に初療室を飛び出す。

EMAEGENCYロードを駆け抜けると丁度上空からヘリの姿が見えた。
みるみる高度を落とす機体に駆け寄り、
降りてきた藍沢君に患者情報を聞く




「呼吸数20、ショック状態はなし」

『思ったよりも元気ね。FAST用意してください』

「…俺は大丈夫だ…」


初療室に運び込み、状態を確認する。
自力で酸素マスクをはずし、起き上がろうとする小村さんにぎょっとした。




「小村さん！肋骨折れてますよ」

「だから大丈夫…あぁ…」



暴れた反動で折れた肋骨が軋んだのだろう、うめき声をあげて再び処置台へ沈む小村さんに、
あきれ顔

言わんこっちゃない。

アンビューを外し、酸素マスクに切り替えようとするも尚暴れる小村さん。



「うわぁああああああ」

『これじゃ治療にならない。抑制しましょう』



四肢を看護師さんや、森本先生たちと抑え込む
フォローに入ってくれた藤川先生が吹っ飛ばされる

抑制剤を打とうと小村さんの左腕に触れようとしたときそれは起きた




「小村さん、胸の検査するから服切らせてもらいますね」

「よせ、…やだ、やだやめろ…！！！！」



ガツンッ…



『いった・・・』


緋山先生の声でより一層暴れる小村さんの拳が私の左目に直撃する
目の前で星がチカチカする

彼の抵抗空しく破れ千切れた服から現れたのは…




「なるほど」

『いったたた…いろんな意味で…』




うずくまり、痛みからくる生理的な涙でにじむ視界に見えたのは
ごつい胸板に捲かれる、白地に小花が散った可愛らしいブラジャー

静まり返る初療室
藍沢君の驚いた顔が実に傑作であった




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更新して1時間足らずで早速低評価がついて
更新メンタルダダ下がりです。。。←

次回気が向いたら更新します。

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