夜の来客 ページ49
曜日は華金、場所はオフィス、時刻は日付が変わる前
「...暇だな〜」
PCで適当な音楽を流しながら酒を嗜む
今日は黒霧島じゃなくてバイオレット・フィズ
スミレのリキュールで呑みやすい
ちなみにカクテル言葉は「私を覚えていて」
本来ならレモンジュースとかも入れて振るんだけどめんどくさいから原液と炭酸を混ぜるだけ
それでも美味しいからいいのだ
「ん、なくなった」
呑み終わったのでキッチンに行き作ってると
ｶﾞﾁｬ
「ん？」
玄関開いたな、今の時間に来るのは拓司かな？
キッチンから顔を出すと
こうちゃん『やっぱりAさんだった』
「航平、どったの」
珍しい人がおいでなすった
こうちゃん『最寄りで大学の呑み会あったんですよ、抜けてきました』
「いいのかそれで」
こうちゃん『いいんですよ毎回出てるわけじゃないし』
そう言って玄関に雑に荷物を置いた航平
ん？ちょっと酒入ってる？
「一緒に呑む？弱いの作るよ？」
こうちゃん『Aさんと同じのがいい』
「...いーよ作ってあげる」
いつもなら遠慮するのに
先に執務室に行かせ追加のお酒を作る
部屋に戻ると航平はスマホをいじっていた
「出来たよ」
こうちゃん『ありがとうございます』
声をかけると航平は電源を切りコップを受け取り一口呑んだ
こうちゃん『ん、さっぱりしてますね』
「でしょ？今日は家に帰らなくていいの？」
航平の隣に座って私も一口呑む
こうちゃん『帰らない、Aさんとお酒呑んでる方が楽しいです』
「そっか」
当たり障りない会話をしてると航平が私にもたれ掛かってきた
「眠い？」
こうちゃん『人肌恋しくなりました』
「どうしたい？」
こうちゃん『Aさんを抱きしめたいです』
「今日だけね」
こうちゃん『そう言いながらもAさんって言えば抱きしめてくれますよね』
隣から間に移動するとを抱きしめられた
私は背中を航平に預ける
「かわいい年下の頼みですから」
こうちゃん『...そうですね、俺ら以外にはしないでくださいよ』
「そのぐらいは分かってるよ、そんなにバカじゃない」
こうちゃん『うん...』
最寄りで呑み会があったなんて嘘
俺がAさんを求める時は決まって呑み会の時
Aさんから俺に求められたことほとんどない
『俺だって男なんですよ？』
『いつになったら俺を見てくれますか？』
俺だって隣にいたいんです
2020.10.22 みなと
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みなと(プロフ) - 10/26、10万hit超えました〜！ありがとうございます〜！順位もあがったようでびっくりです〜！ではまた〜 (2020年10月26日 17時) (
レス) id: 446257816e (このIDを非表示/違反報告)
みなと(プロフ) - 10/21,遅くなりましたがお気に入り登録500人越えました〜！ありがとうございます！作者登録も100人になり、ここでお礼させていただきます。本当にありがとうございます！あと少しで続編のほう行きますのでのんびりとお待ち下さい。 (2020年10月21日 10時) (レス) id: 446257816e (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - あぁ、そうでしたか。勘違いしてしまいすみませんでした。修正ありがとうございます。 (2020年10月5日 18時) (レス) id: 6c05b173a1 (このIDを非表示/違反報告)
みなと(プロフ) - 鹿野ユズナさん» 鹿野さん、ご指摘ありがとうございます。ビックアロハの事を書いたつもりでしたがそれをスライダーと書いたことで誤解を招き申し訳ございません。修正の方致しました。 (2020年10月5日 17時) (レス) id: 446257816e (このIDを非表示/違反報告)
みなと(プロフ) - みるくてぃーさん» 返信が遅くなり申し訳ございません。見て下さってありがとうございます！頑張ります！ (2020年10月5日 17時) (レス) id: 446257816e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなと | 作成日時：2020年8月24日 17時
