名前も知らないライターさん

体調不良 ページ19

「...これはやばいのでは？」

朝、頭痛で起こされた

最悪の目覚めだわ

「まぁどうせ数時間で治るだろう」

熱？測ったら負けだよｗ

頭痛薬飲んでオフィスに行く

その行動が間違いだった...

「おはよ〜」

『『おはよう/ございます』』

自分の席だと多分拓司あたりにバレそうだからソファーで仕事する

ぬいぐるみも忘れずｷﾞｭっと抱きしめる

山本『Aさん大丈夫ですか？』

「...え、あぁ祥彰か、どうしたの？」

集中してるのか頭痛のせいなのかいつもより気づくのが遅れてしまった

山本『体調悪いですか？』

「そんなことないよ？大丈夫、平気だよ」

大丈夫、平気、自分に言い聞かせる

山本『無理しないでくださいよ？』

「うん、ありがとう」

祥彰はまだ疑ってはいたが自分の席に戻っていった

どうにか記事を書き上げて拓司に送る

「拓司、記事送った」

伊沢『あぁ』

一言声をかけた後ソファーに横になる

それがきっかけか一気にだるさと眠気が襲ってきた

あ、やばい...寝る...



伊沢side

Aから記事が上がってきて見てるけど

いつもでは考えなれないぐらいの誤字

...どうしたんだよ

伊沢『A、記事誤字あるぞ〜』

「...」

ソファーで横になってるAに声をかけても返事がこない

ふくら『伊沢、Aちゃん寝てるよ』

伊沢『はぁ！？』

Aのことにいくと...ホントだ、寝とるやないかい

寝不足か？仕事振り分けし過ぎたか？

悶々としてると山本がこっちにきた

山本『...Aさん、多分体調悪いと思います』

伊沢『なんで』

山本『いつもは祥彰って呼びませんし、午前中からソファーにいるっておかしいですから』

確かに、午前中はデスクにいるはずなのに今日は最初からこっちにいるな

Aの額を触ると

伊沢『熱い...』

これ熱あるな

山本『Aさんって分かりやすいですよね』

伊沢『...そうだな』

とりあえず空いてる部屋に布団引く

伊沢『須貝さん、Aあっちに移動してもらっていいですか？』

須貝『いいぞ〜』

ﾋｮｲと抱きかかえられる

須貝『Aちゃん軽いなぁ...もっと食べろよ』

伊沢『コイツ外食ぐらいしか食わないっすからね』

須貝『だよな〜』

部屋について布団に寝かせる

須貝『伊沢いる？』

伊沢『いや、俺も行きます』




『詰め込みすぎんなよA』

『俺がそばにいっから』





2020.9.10 みなと

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