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_ 次の階へ _ sn . sk ページ7

キィ、と軋む音からいかにも年季が入っていることが伝わる。しかし崩れ落ちてしまいそうという不安を掻き立てるこの音よりも、目の前に落ちている紙に考えが集中して。

sn 「 なんだろ これ 」

sk 「 地図 ……? っぽくないですか 」

F2、と書かれた地図には今いる階層の地図らしきものが記されていた。ざっと見ただけでも部屋数は恐ろしい程。現在地は凡そ端から数メートル先といったところだろうか。

sk 「 … とりあえず歩きましょう!! 」

ね、とこちらを見る彼女にうんとしか返事のしようが無くて。体力だけだったら自信もあるし彼女くらいなら背負うことも可能……、いや、何考えてるんだ。ずんずんと先を歩く彼女に何か卑しい感情を抱きかけたがそれを跳ね除け、屋敷のことについて考えることにした。


sk 「 相当歩きましたけどまだ続きますね… 豪邸にも程がある…… 」

sn 「 20くらいは部屋通り過ぎたと思うんだけど 。まだまだだねぇ 」

疲れる様子も無く、歩く事数分。廊下がとてつもなく長い。話す話題も無く、若干気まずい空気が流れる。

sk 「 …………ッうわ、」

室内ではありえないが、少し強めの風が吹いたと共に紙がひらひらと降ってきた。

『 eょ/s(のa#G(

解読せよ 』

(変更予定)

sn 「 ……意味わかんな 」

sk 「 歩きながら考えましょ、 」

2人で小さな紙を覗き込むので顔が近くなる。余計に緊張してしまう。

ぼーっとしているだけの時間が過ぎて、特に何も進展がない。そろそろ痺れを切らして息をついた時、屋敷では不自然な物音、少し聞きなれたような音に隣の彼女が肩を揺らした。

sk 「 考えてても時間がもったいないですし、行ってみません? 」

……せっかちな彼女のこと、返事も待たず走り出したので急いで後ろをついて行く。

_ 次の階へ _ nn.sr.→←◇



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凛香 - (⌒∇⌒) (2020年3月23日 11時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
mer(プロフ) - 凛香さん» 凛香さんーこちらの作品も見に来てくださってありがとうございます!!頑張らせていただきます…( ;∀;) (2020年3月23日 11時) (レス) id: a041807c19 (このIDを非表示/違反報告)
凛香 - Yummyさんとmerさんのコラボ!よく読む作者ぁのお2人様なので、楽しみです。。お二人とも頑張ってくださいね! (2020年3月23日 10時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yummy x他1人 | 作成日時:2020年3月22日 20時

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