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末澤side
「え、、」「あ、、」
重なるふたつの声。
佐野の掛け声とともに力を込めようとしたもののなぜか力が入らなくて、気づけば佐野に倒されるがままに甲が机に付けられていた。
力が入らないというか、力の入れ方が分からない感覚というか。
佐「もー、せーやくんちゃんとやってくださいよ〜
なーんも力入れへんかったでしょ?」
末「あーごめんごめん笑
佐野の掛け声が早すぎんねん」
佐「はぁ?ええ?」
なんて取り敢えず佐野のせいにしてみて。
結局、ゲームに負けたのに佐野はキャップを開けてくれた。「開けられへんくてかわいいですね」なんて煽ってきたけど笑
思えばペットボトルを掴んだ時もキャップが固かったんやなくて、掴んだ手にうまく力が入れられんかった。気がする。
だけどそのあとは特に何もすることなく、時々手を握ったり開いたりしてみて、時計の音だけが鳴る楽屋で撮影まで各々の時間を過ごした。
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作者名:いちごあいす | 作成日時:2023年11月29日 22時