だいすき。 (ページ35)

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◎ ページ35

おまけ

「な、呼び捨て…！///」

「しかも関西弁だしっ」

『だってもう彼女なんやから、ええやん』

「なんでそんな切り替え早いのっ小瀧くん！」

『あー！なんでまた「小瀧くん」に戻ってんすか！』

『「望」、やろ？』

「わかったから！私はゆっくり変えてく派なの！///」

『ゆっくり変えてく派ってなんやねん(笑)』

「…そういえば、なんで私がここにいるって分かったの？」

『尾行してたから』

「はい？！」

『あの重岡って奴と、夢子についていって』

『田中たちをうまく誘導して、同じ店で飲んでました』

「ええええ」

『そしたら血相変えて夢子が走って店出てったから』

『俺も慌てて追いかけてきたって感じやな』

「…あ、あのーそれってストーカー…」

『せやで？』

「えっ、開き直り？！」

『あ、てか、そんなことより』

『あいつに何もされてませんか？』

「…なんも」

『…怒らへんからちゃんと言ってください』

「もー……告白されて抱き締められただけ！」

『はぁ？』

『そんなん、だけ、ちゃいますよ』

『あいつ、やっぱ怪しいと思ったんや～～男の勘で！！』

「どんな勘よ。…でも、途中で逃げちゃったし…悪いことしたかな…」

『あほですか』

「なっ、あほって何よ！」

『そんなの、逃げるんが正解っすよ。とにかく、』

『これからは誰にも触れさせんよーに、俺がずっと側におる！』

「///…もう」

『なら、行きますよ』

「え？」

『消毒しに行きますよ、俺んち』

「ええええ？！」

『隅々まで綺麗にしてあげます』

そう言って、小瀧くんは妖しく微笑んだ。

おわり