◎ ページ17
『えっ?』
「えっ?」
少しの沈黙。
『…みっくん、先輩?』
「?!?!」
「わわわ私、声に出てましたか?!」
『…うん、みっくん先輩一筋なのにって(笑)』
藤ヶ谷先輩が笑う。
「やだ!////////」
「恥ずかしすぎます!///////」
私としたことがアホすぎる!!!
いっきに顔が熱くなって、変な汗が出てくる。
『みっくん先輩って…北山のこと?』
鋭い。
「……ハイ」
『えっ、北山の彼女なの?!』
「…いえ、違います…。」
残念ながら。
「…私が一方的にみっくん先輩が大好きなんですけど…」
「…彼女にはなれなかったんです」
自分で改めて口にすると、余計悲しくなる。
『そう…なんだ。…ごめんな?気にしてること聞いちゃって。』
「や、もうこの話は聞かなかったことにしてくださいね?!?!」
藤ヶ谷先輩にまた気を遣わせちゃうと思って
私は焦って、精一杯明るくふざけて言う。
『…わかった、今のは俺らだけの秘密な?』
「ありがとうございますっ」
合わせて藤ヶ谷先輩もふざけたように笑ってくれる。
次の担当が藤ヶ谷先輩で本当に良かったと思った。
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mom | 作成日時:2018年7月23日 2時