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ページ17

『えっ?』



「えっ?」




少しの沈黙。




『…みっくん、先輩?』



「?!?!」



「わわわ私、声に出てましたか?!」



『…うん、みっくん先輩一筋なのにって(笑)』




藤ヶ谷先輩が笑う。




「やだ!////////」



「恥ずかしすぎます!///////」




私としたことがアホすぎる!!!

いっきに顔が熱くなって、変な汗が出てくる。




『みっくん先輩って…北山のこと?』




鋭い。




「……ハイ」



『えっ、北山の彼女なの?!』



「…いえ、違います…。」




残念ながら。




「…私が一方的にみっくん先輩が大好きなんですけど…」



「…彼女にはなれなかったんです」




自分で改めて口にすると、余計悲しくなる。




『そう…なんだ。…ごめんな?気にしてること聞いちゃって。』





「や、もうこの話は聞かなかったことにしてくださいね?!?!」




藤ヶ谷先輩にまた気を遣わせちゃうと思って

私は焦って、精一杯明るくふざけて言う。




『…わかった、今のは俺らだけの秘密な?』



「ありがとうございますっ」




合わせて藤ヶ谷先輩もふざけたように笑ってくれる。

次の担当が藤ヶ谷先輩で本当に良かったと思った。

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作者名:mom | 作成日時:2018年7月23日 2時

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