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あかんあかんあかん!!!
思い出したら顔熱い!にやける!!!
なんだかんだで大毅は優しいし可愛い。
熱くなった顔を仰ぎながら、LINEを見ると、
「お、既読になってる。めずらしー」
大毅の仕事は時間が不規則で、ケータイ見れる時間も限られている。
だけど今日はすぐに既読がついた。
仕事終わる頃には大毅から返信くるかなーと思ってたけど
大毅からの返信はくることがないまま、夜を迎えた。
「…まあ、しゃーないよね」
一言でも大毅の言葉を聞いて、元気になりたかったけど
大毅も忙しいから返信できないんだろうし。
そう思って少ししょんぼりしながらも
大毅からの返信は諦めていた。
「早く返事こないかなぁ…」
寂しいのは慣れてるけど、
今日はとくに切ない気持ちになる。
一人暮らしの家で、お風呂を済まして
またケータイをチェックする。
返信はなし。
[既読]の文字が余計に寂しさを感じさせる。
「んー!もう寝よ寝よ!!!」
モヤモヤする気持ちを抱えたまま、寝室へ向かう。
ピンポーン
「えっ何?!こんな時間に…」
恐る恐る、モニターを覗く。
そこには…
「え?!大毅?!」
目が飛び出るんじゃないかと思うくらい驚いた。
モニターには、だるそうに立ってる大毅。
慌ててドアを開けた。
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作者名:mom | 作成日時:2015年2月6日 6時