だいすき。 (ページ38)

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◎ ページ38

「あ、あのね、のんちゃん…」

『ん？』

「私ね、太ったん…」

『…ぷっ』

「！！ひど！！」

『ふはははっ…だってこんだけ落ち込んどるから何かと思ったらそんなことかい』

「でも、５キロも太ったんだよ…」

『ほんまに？！あかんやん』

と言いつつ、のんちゃんは笑ってる。

『たしかに、最近ふっくらしてきたなーとは思っとったけど、そんなに増えとったんやな！全然わからんかった！』

のんちゃんのストレートな言葉に少しグサッと刺さったけど、引いてる様子がなくて安心した。

「やっぱ太ったよねぇぇぇ」

落ち込んでいると、

『あー！だから最近電気つけたがらんかったんか！』

「なっ…そ、それもあるけどっ、ただ単に恥ずかしいって気持ちもあったのっ」

のんちゃんに起き上がらせられた。

『なら、運動に付き合ったるよ？』

「ほんとっ？」

『おん。とりあえず髪の毛乾かしたら運動はじめるで！ほら、前向き！乾かしたるから。』

「ありがと～」

のんちゃん、本当に引いてないみたいで安心した。

それに、のんちゃんが一緒に運動してくれたら楽しくダイエットできそう！

そう思い、ウキウキしていた。