だいすき。 (ページ31)

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◎ ページ31

『食べるん？』

「え？」

それまで雑誌に夢中だった流星が急に話しかけてきた。

『お菓子、食べるん？』

「食べるけど何？流星が雑誌読んでばっかしやから私は暇やからお菓子食べんねん。」

『ふぅん』

そう言って、雑誌を置いて私の方に近づいてきた流星。

「？」

お菓子でも食べたいんかな？

と思ったけど、雑誌読むの中断してこっちに来てくれたことを少し嬉しく感じていると•••

流星が私の後ろに回ってきて

ふにっ

「ひゃっ？！」

『あかんで。最近またお腹ぷよぷよしてきたやろ、ほら』

そう言って私のお腹をふにふに摘んでくる。

『な？』

ニコニコして私の顔を覗いてくる。

ブッチーーーン

流星がやっと構ってくれるかも！っていう少しの期待を裏切られたことと

さっきに引き続き超失礼なこと言われたことで私の怒りは爆発した。

「もう！やめてぇや！！」

後ろからお腹をふにふに触ってた流星から勢いよく離れる。