検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:10,025 hit

05 ページ5

昔から男の人でも女の人でも肌は綺麗な方がいい



と教えられていたから肌には自信があった









初めての撮影で 、 すぐに表紙を飾らせて貰えた





その後も何度もスタジオに呼ばれては表紙を飾っていった




表紙を飾る度に母は喜んでくれた




父も誇らしそうに微笑んで褒めてくれた








だが 、 やはり芸能界だ



俺より先輩でまだ表紙を飾ったことのない人だと特にだ




俺への嫌がらせも多かった




時には学校で必要な教科書を捨てられたり シャーペンを潰されたり




何度も親に相談しようとした



でも相談してもっと酷くなればどうする



やっと大ちゃんに振り向いてもらえるチャンスだ









学校へは忘れた などと理由で忘れ物をすることが多くなった






教科書は仲の良かった先輩などから受け継いで




数少ないお小遣い 、 アソんでいた時のお駄賃



で文房具揃えた







.









.









.









そんなある日




『 ドラマに出てみないか ?』




と岡本さんに言われた








その時は本当に驚いた



だって素人の俺がドラマになんて







.






任されたのは主人公と幼なじみの高校生役




セリフも思ったより多かった








これを機に俺は俳優の道へと進んだ









.









こんな生活を1年続け 、 俺は高校3年生になっていた




皆受験するため勉強に励んでいる時期



俺はセリフを覚えるのに大変で 、



なんだか高校生らしいことをひとつもなっていない俺




対して皆は放課後遊びに行ったりしてたんだろうなと




思うと苦しくなり屋上へと駆け込んだ









「 だ 、 大丈夫 ?」




屋上に駆け込むなり声が聞こえた方に顔を上げると



可愛い子がいた








「 ごめ ... 大丈夫だよ 」






「 嘘だ 、 君泣いてる 」




と相手は言い俺の頬を触り涙を拭いてくれた







少しドキッとしたのは秘密









__ が見ていたなんて俺は知らなかった

06→←04



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:a | 作成日時:2020年7月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。