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目が覚めると 、 隣には誰もいない 、
最近までは 、 隣には愛おしくてたまらなかった人がいた 、
そう思った時 、 彼が帰ってきた 、
「 ただいま 」
大好きな声 、
嬉しいはずなのに 、 素直に喜べない自分がいる
朝帰り ... つまりさっきまで " 違う人 " といたんだ
仕事で朝帰りなんて絶対にないはず 、
だから 、 俺は精一杯偽りの笑顔で相手を迎え入れる
「 おかえり 、 " 大ちゃん "」
「 ただいま 、 また撮影が延びっちゃった 、ごめんな 」
「 ううん 、 大丈夫 何か飲む ?」
「 んじゃ水飲みたいな 」
コップに水を入れ 、大ちゃんのところに持ってく
いつからだろうな 、こうやって偽りの笑顔で喋るのは
大ちゃんが " 浮気 " してるのも知ってる 、
その浮気相手と " 身体 " を重ねてることも知ってる 、
俺だから 、ばれないと思ってる ?
馬鹿だから 、こんなことしてもばれないなんて思ってるよね
馬鹿でも 分かるよ
浮気するなら 、振ってくれればいいのに ...
浮気するなら 、ばれないようにしてくれればいいのに ...
.
.
こうして 、今日も偽りの笑顔と偽りの自分で1日がはじまる ___ 。
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作者名:pupu. | 作成日時:2019年10月19日 10時