＠121 ページ43
矢崎side
中村さんが持ってきてくれた物品で
身体を拭く準備をする
人工呼吸器で意識が無い状態だと
身体を支えてあげなきゃ難しい
今は2月後半で病院の中とはいえ
露出が多くなるから部屋の温度を少しあげる
ふと見ると学生さんが2人隅に立ってる。
矢「涼くん身体拭いていくね〜。って思ったけど今回学生さん付いてたっけ？」
中「いや今回は付いてない。状態が良くなれば付けるって先生言ってたけどまだ無理。3週目の学生付けるって聞いた。」
矢「そっか。じゃあ学生さん申し訳ないんだけど出てもらってもいいかな？」
学「見学させてもらいたいんですけど…」
矢「うーん。実習だから分かるんだけど、受け持ちじゃない患者さんのケアをただ見学するっていうのはどうかなって思うの。本人の許可もなくましてや身体拭きを見せてくださいっていうのは本人のプライバシーを無視してるよね。受け持ち患者さんのケアに入ってくれる？」
学「はい。分かりました。」
実習も大切なんだけど患者さんのことを
1番に考えてあげなきゃいけない
学生が出たのを見て中村さんが口を開く
中「ごめん、後できちんと伝えとく。最初吸引見学したいって言うから終わったら出るかと思って油断してた。涼くんごめんね。」
矢「学生あるあるだよね、何でもかんでも見学させてくださいっていうの(笑)あとたまーにいるじゃん、受け持ちでもないのに勝手に部屋覗く子(笑)」
中「しかもナースステーション内だから余計注目の的になっちゃうしね〜。」
矢「気を付けて見てあげないとね。涼くん身体拭くね〜。人工呼吸器抜けたら髪も洗ってあげたい。早く元気になろうね、涼くん。」
中「明日家族来てくれるんだっけ？」
矢「そう、休みだからみんなで来てくれるんだって。」
中「よかったね〜涼くん。早く元気になってお家に帰ろうね。」
矢「よし、あと着替えたら終わるよ。もう少し頑張ってね〜。」
中「涼くんサイズSで大丈夫だよね？元々細いけどまた痩せた気がする。」
矢「大丈夫。インフルでまともに食べられなかったし元からそんな食べるほうじゃないしね。クッション足元に入れておこ。皮膚トラブル怖いから。」
中「よし、おっけ〜。涼くんお疲れ様。」
矢「また来るね。」
カーテンを開けて部屋を出る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉 緒(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると励みになります。紫苑様の作品も覗きに行かせていただきます！ (2018年3月18日 14時) (
レス) id: e4f5299470 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 最近更新を再開されたようで嬉しいです。私も拙いながら病系の小説を書いているのでとても勉強になります。これからも頑張ってください！ (2018年3月18日 3時) (レス) id: 4e7d8f7331 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - 国試頑張ってください次の話も楽しみにしてます (2017年1月12日 23時) (レス) id: e858ccedd8 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - 国試頑張ってください次の話も楽しみにしてます (2017年1月12日 23時) (レス) id: e858ccedd8 (このIDを非表示/違反報告)
だいきんぐlove - 莉 緒さん» はい!そうさせていただきます!それと国試頑張って下さい!次の更新ずっと待ってますね(*>_<*)ﾉ (2017年1月12日 17時) (レス) id: d2c0a6433b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：莉緒 | 作成日時：2016年12月27日 23時
