8 side…ym ページ9
あれから何週間が経ち
今は大ちゃんの私物を整頓している。
この作業が…まぁ少し辛い。
だって今を一つ拾うたび、これまであった過去を一つ捨ててしまうような感覚に襲われてしまうんだから。
「大ちゃんって以外とオシャレな物持ってるな〜w」
俺だけ取り残されたこの家で、そっとこんな事を呟く。
ふと思った、
大ちゃんの有限の記憶と時間の中に俺はどれくらいの割合でいるんだろう。
Hey!Say!JUMPはどれくらいの割合でいるんだろう。
でもやっぱり何があっても優しい大ちゃんだから家族の事を一番に考えているのかな?…
しばらくそう考えながら整頓していたら紙みたいなものが俺の足に落ちてきた。
「ん?…なんだこれ…」
そこには、『Hey!Say!JUMPの皆様へ』と書かれた封筒と
『メンバーが全員揃った時に誰かが音読してくれると助かる』と書かれた付箋があった。
俺はすぐにメンバーを呼んだ。
事情を話すと、みんなすぐに来てくれた。
そして付箋に書いてあった通りに薮くんが音読することになった。
・・・
薮くんがその手紙を読み終えたあと、俺を含める全員が涙を流していた。
だってその手紙に書かれていた事は…
俺たちが全く知らなかった事ばかりだったから。
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高野ぐれーぷ(プロフ) - 有岡。さん» ありがとうございます。涙、大丈夫ですか?(笑) (2018年1月5日 14時) (携帯から) (レス) id: 792c1e8ce9 (このIDを非表示/違反報告)
有岡。(プロフ) - やばい涙が全然止まんない。滝みたいだ。 (2018年1月4日 1時) (レス) id: e4c68e9a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高野ぐれーぷ | 作成日時:2017年10月16日 20時