ありおかに恋して隊！【JUMP×WEST×ar】

・ ページ3

小瀧side







このままじゃ駄目だ。
山田先輩の方が、ずっと前から有岡先輩と一緒にいるし、イケメンだし...。
でも、負けたくない。
こうなったら...、告白するしかないやん！！(毎日してるけど←)
そうと決まったら実行や！


放課後、2年生の教室へ走る。
先生に止められるけど、そんなこと気にしていられない。

早く、伝えなきゃ。




「先輩っ！」

「あれ？のんちゃん？」




有岡先輩の隣にいる山田先輩の顔が歪む。
山田先輩の口が開く前に。




「お前、しつこ...」

「好きですっ！！」

「...！」




伝えた、ちゃんと。
でも、先輩は...。




「...俺も好きだよ？」




やっぱり。

でも違う、違うんです。
まだ、伝わってないから。




「違います！ほんとに、本気で...っ！」

「...え？」

「本気で...っ、好きなんです！！」




全部言い切って、先輩の顔を見る。
先輩は、小さく口を開けて、俺を見つめていた。
山田先輩の睨みとは違う、真ん丸な黒目。

しばらくの沈黙が流れた。


突然、その真ん丸な黒目が、細くなる。
有岡先輩は、綺麗に笑っていた。

そして、俺に言う。




「また明日ね、のんちゃん」

「......え...」




先輩はそのまま、俺に背を向け、歩き出した。








あぁ、先輩は今日も、俺の手をすり抜けていく。









「蝶」END



====================

わけわかめ。←

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す