窮鼠噛狸【続】4 (ページ30)

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安田side

大倉と歩く近くで小さい子が転けちゃって
無限祭で買ったんやろうな…

袋に入ったわたあめとかフライドポテトとか色々ばらまいてもて、一緒にいたいなぁってそれを拾ってあげる。

安「こんなにいっぱい買ったん？」

少女「うん、おうちでお留守番してる弟にあげようと思っ……あ、」

安「あ、ペシャンコなってもたなぁ」

近くに落としてたシュークリームがグシャリと潰れてもてた。

安「もう一個買いに行こ？」

弟思いのその子がなんだかほっとかれへんくて、

大倉に言ってこの子について行ってシュークリーム買ってこよ。

そう思って振り返る

でも、そこには大倉はいない。

安「あれ……先行ってもたんかな。

メール入れといて……よし、じゃあ行こっか？」

女の子と手を繋いでシュークリーム売ってる教室まで歩く。

安「ここやなぁ、よし、俺も食べたいからさ」

内緒な？

安「すいません、シュークリーム4つください。」

ふたつはすぐ食べれるヤツ。

もう2つは袋にそれぞれ入れてもらって

女の子に1個ずつ渡す。

「いいの？」

安「うん、ええよ｣

隣で大きな口開けて食べてるの見て嬉しくなる。

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