#176 ページ27
…
ヤスが泣き止む頃にはもう夕方で、手を繋いで教室まで戻った。
(教室前の廊下で離したけど)
クラスの出し物は想定以上に人が来たらしく、
昼過ぎには店を閉めるほどに大繁盛。
1日目の予備まで無くなったらしい。
大「すげぇな。」
「これもみんな倉子ちゃんのおかげじゃない？」
安「倉子…か………」
大「倉子人気やなぁ…」
安「スカート履いて出店見て回られへんなぁ｣
なんてヤスが言うもんやから、苦笑いする。
クラスの皆と１日目終了記念に1枚写真を撮って
何故か俺はスカートとカツラ姿のままセンターに立たされてた。
)ーーー
着替えも終わって寮に帰える、ヤスとジャンケンしてご飯を作る。
勝った俺はそのままソファーに寝転がった。
今日1日濃すぎて忘れてたけど、俺今日ヤスに……
ぁ…思い出したらなんか、暑くなってきた。
んん……今あかんわ…
ヤスが向こう向いてるからいいけど、
これバレたら昼以上に抱き潰されそう。
んん…でも………
自分の手を下に伸ばして、ズボンの上からそっと撫でてみる。
目を閉じて昼間を思い出して見るけど、ズボンの上からだと、少し違う。
スカートならすぐに下着でほぼ直接触れられるのに……
大「んっ…ふ………」
あかん、物足りない…
諦めて目を開けると、目の前にヤスがいて…
安「なぁに1人で楽しんでんの？」
と言われる。
あー…俺、ちょっと期待してたんやなぁ……
ヤス気づいてくれたんや、嬉しいって思ってしまった。
…
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作者名：ゆうか | 作成日時：2020年5月6日 20時
