運命のバラは、僕達の中に

薔薇の数 ページ38

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この世界のことや、バラの称号のこと
色んなことが一気に頭に入ってきて理解しきれていないこともあるけど



少しずつ理解していけばいいよね…




部屋に戻ってベットにダイブする
さっきから心臓がおかしんだ。




なんか、胸の奥がザワザワするみたいな、不思議な感覚…





涼「なんか、変な感じ…」




じっとしてたらそんなことばっかり考えちゃうからベットから立ち上がって部屋をうろうろしてみる




パッと目に入って足を止めた
目の前には、デスクの上にのった4本の赤い薔薇




(涼介には…赤薔薇の称号が印されている)





涼「赤薔薇の、称号…」




そういえば、薔薇って花言葉だけじゃなくて本数にも意味があるんだよね。




4本の薔薇ってどんな意味があるんだろ




ｺﾝｺﾝｯ



？誰だろ




涼「はーい」




扉が軽くノックされて、入ってきたのは慧くんだった




涼「慧くん、どうしたの？」




慧「なんか涼介に会いたくなっちゃってね」




会いたくなったって、さっきまで一緒にいたのに




慧「なにしてたの？」




涼「え？あっそうだ！」



丁度慧くん来てくれたし、聞いてみよっかな



慧「ふふっどうしたの？」




涼「この薔薇ね、俺が来る前から飾られてたんだけど、4本の薔薇ってどんな意味があるの？」



ただ、知りたくて聞いただけだった

その事を慧くんに聞いた途端、笑顔だった慧くんは一瞬にしてその綺麗な表情を崩したんだ

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