第八話 呪術高専 ページ8
東京都立呪術高等専門学校
日本に二校しかない呪術教育機関の一校。
表向きは私立の宗教系学校とされている。
多くの呪術師が卒業後もここを起点に活動しており、教育のみならず任務の斡旋・サポートも行っている呪術界の要。
東京の中でも郊外。自然に溢れた学校に虎杖は首吊りにいい木はないかな？と楽しそうに辺りを見渡していた。
「とりあえずAはこれから学長と面談ね」
「学長ですか？」
「下手打つと入学拒否られるから気張ってね」
「それだとすぐ死刑ですね、私」
秘匿死刑なのにも関わらず笑みを浮かべる彼女は、呪術師から見てもかなりイカれている。
「何だ、貴様が頭ではないのか。力以外の序列はつまらんな」
虎杖の頬に現れる口、そこから低い男性の声が聞こえる。
虎杖は自身の頬を叩き、すみませんと謝った。
「偶に出てきてしまうんです」
「愉快な体になったねぇ」
口は頬から手の甲に移動し、言葉を発する。
「貴様には借りがあるからな」
「あっ」
「小娘の体をモノにしたら、真っ先に殺してやる」
「宿儺に狙われるなんて光栄だね」
再び虎杖は宿儺の口を叩き、消してから五条に両面宿儺についてを尋ねた。
「両面宿儺は有名なんですか？」
その問いかけに五条は答える。
「両面宿儺は腕が四本、顔が二つある仮想の鬼神。
だがそいつは実在した人間だよ、千年以上前の話だけどね。
呪術全盛の時代、術師が総力を上げて彼に挑み破れた。宿儺の名を冠し死後呪物として時代を渡る死蝋さえ僕らは消し去ることが出来なかった。紛うことなき呪いの王だ」
腕が四本あり顔が二つある人間は果たして人間と呼べるのか？と疑問に思ったが、呪霊の存在や輪廻転生があるので気にしないことにした。
「先生とどちらが強いですか？」
「うーん、そうだね。力を全て取り戻した宿儺なら、ちょっとしんどいかな」
「負けちゃいますか？」
「勝つさ」
そう言って中への扉を開いた。
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ここ(プロフ) - 続きが読みたいです！とても面白くて大好きです (2021年10月15日 14時) (
レス) id: 9f3cfc1daf (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 続きを読みたいです！続きをお願いします(>人<;)それか、さしす組3年、この作品の夢主ちゃん達が1年の高専パロを読んでみたいです！（出来たらでいいのですが...) (2021年8月21日 22時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
神郷琴葉 - 更新楽しみにしてるので頑張ってください！！( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年6月1日 22時) (レス) id: f92cbecf14 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 12話のセリフ夢主ちゃんの名前ではなく｢悠仁｣になっているのと、27話｢接近先頭｣ではなく｢近接戦闘｣だと思います (2021年5月31日 9時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 12話のセリフ夢主ちゃんの名前ではなく｢悠仁｣になっているのと、27話｢接近先頭｣ではなく｢接近戦｣だと思います。 (2021年5月31日 9時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫吹-シスイ- | 作成日時：2021年4月26日 19時
