第三十二話 呪術師最強 ページ32
世界が飲み込まれた。
それを知覚するのは早かった。
『何が起こった…儂の領域が押し負けたのか？』
『何も見えん…何も感じん………』
『違う！』
『何もかも見える！全て感じる！何時までも情報が完結しない！！故に何も出来ん！！』
漏瑚には全ての情報が与えられていた。
それ故に何の行動すらも出来ない。
体も動かず声さえも出ずの状態。
何も出来ない状態の時、頭を掴まれた。
「ここは無下限の内側」
自身の背後に居るのは五条悟と両面宿儺の器。
「"知覚"、"伝達"。
生きるという行為に無限回の作用を強制する」
五条の脇に抱えられている虎杖は、五条の領域展開について理解しながらも冷や汗を流す。
「皮肉だよね。全てを与えられると何も出来ず、緩やかに死ぬなんて」
少しずつ自身の頭に力が込められる。
痛みと何も出来ないという焦燥感の中、漏瑚はそれでも動くことは出来ない。
「でも君には聞きたいことがあるから、これ位で勘弁してあげる」
漏瑚が感じたのは、自身の首に走る痛みと視界に映る離れた首以外の体だった。
＊＊＊＊＊
「さて、誰に言われてここに来た」
領域が崩れ辺りの景色は戻る。
池の上から地上に降り立ち、五条は漏瑚の首だけになっている頭を踏んだ。
その光景を直ぐ後ろから見ていた虎杖は、五条の予想外の力に驚きを隠せないでいる。
『これが呪術師最強…！』
『生き物としての格が違う！』
そしてまた、その光景を離れた場所から見ているおぞましい程の暗い影達が居た。
「あーあ、如何する？助ける？」
額に縫い目のある男性と特級呪霊。
呪術師と呪霊、そして異能力者。
あらゆる者達の思考が交差する。
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ここ(プロフ) - 続きが読みたいです！とても面白くて大好きです (2021年10月15日 14時) (
レス) id: 9f3cfc1daf (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 続きを読みたいです！続きをお願いします(>人<;)それか、さしす組3年、この作品の夢主ちゃん達が1年の高専パロを読んでみたいです！（出来たらでいいのですが...) (2021年8月21日 22時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
神郷琴葉 - 更新楽しみにしてるので頑張ってください！！( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年6月1日 22時) (レス) id: f92cbecf14 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 12話のセリフ夢主ちゃんの名前ではなく｢悠仁｣になっているのと、27話｢接近先頭｣ではなく｢近接戦闘｣だと思います (2021年5月31日 9時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 12話のセリフ夢主ちゃんの名前ではなく｢悠仁｣になっているのと、27話｢接近先頭｣ではなく｢接近戦｣だと思います。 (2021年5月31日 9時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫吹-シスイ- | 作成日時：2021年4月26日 19時
