第二十七話 高専の地下室 ページ27
高専の地下。
虎杖と五条は其処に居た。
「近接戦闘に関してはAは頭一つ抜けてると思うよ。
今覚えるべきは呪力の
五条が虎杖を呪術師として強くする為にこれから覚えるべき事を説明していると、彼女は少し楽しそうに微笑んでいるのに気付く。
普段の飄々とした表情ではなく楽しそうな顔。
「如何したの？」
五条が何故楽しそうなのかを聞くと、虎杖は矢張り嬉しそうに笑っていた。
「いえ、修業を付けて貰うなら五条先生が良いと思っていたので嬉しくて」
「え、可愛い」
「私が絶世の美女なのは世間一般の共通的常識ですよ。五条先生？」
「君も大概だねぇ」
五条は面白そうに笑い、言った。
「では先ずあちらの缶ジュースをご覧下さい」
近くにある二本の缶ジュースが、各々違う壊れた方をする。
一本はボールに打たれたかのように、
一本は何かに捻られたように、
遠くの距離から触れずに壊れた。
「こっちが『呪力』で、こっちが『術式』」
「『呪力』が『電気』で『術式』が『家電』のようなものですね？」
「そ、理解が早いねー」
電気だけでは使い勝手が悪い。
だから『家電』に『電気』を流して様々な効果を得る訳だ。
そして術式は生まれながら持つもの。
術式はなく異能力を持つ虎杖に、術式を使う事は不可能なのだ。
「簡単な式神とか結界術は別として、基本的に術式は生まれながら体に刻まれているものだ。
だから呪術師の実力は才能がほぼ八割って感じなんだよねー」
簡単な式神と結界術、後で勉強して出来る様に練習してみるか。
虎杖は興味を持ったものには好奇心旺盛で、学べる事は学ぼうとする。
医学や実験、企業についての知識なども彼女は豊富なので前世は色々と裏から手を回していた事もある。
「Aの体術に呪力を上乗せするんだ」
「成程、肉対戦ですか」
「皆僅かな感情の火種から呪力を捻出する訓練をしてるんだ。逆に大きく感情が揺れた時、呪力を無駄遣いしない様にね。
訓練方法は幾つかあるけど、Aにはかなりしんどいのやって貰うよ」
どんなのですか？虎杖が尋ねると、五条は不敵に笑って"ある物"を出す。
「映画鑑賞！！」
「映画鑑賞？？」
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ここ(プロフ) - 続きが読みたいです！とても面白くて大好きです (2021年10月15日 14時) (
レス) id: 9f3cfc1daf (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 続きを読みたいです！続きをお願いします(>人<;)それか、さしす組3年、この作品の夢主ちゃん達が1年の高専パロを読んでみたいです！（出来たらでいいのですが...) (2021年8月21日 22時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
神郷琴葉 - 更新楽しみにしてるので頑張ってください！！( ´ ▽ ` )ﾉ (2021年6月1日 22時) (レス) id: f92cbecf14 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 12話のセリフ夢主ちゃんの名前ではなく｢悠仁｣になっているのと、27話｢接近先頭｣ではなく｢近接戦闘｣だと思います (2021年5月31日 9時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫 - 12話のセリフ夢主ちゃんの名前ではなく｢悠仁｣になっているのと、27話｢接近先頭｣ではなく｢接近戦｣だと思います。 (2021年5月31日 9時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫吹-シスイ- | 作成日時：2021年4月26日 19時
