私と有名人の彼 (ページ44)

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‪‪❤︎‬ ページ44

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「こんな時間にどうしたの？ラジオ終わりでしょ」

隼「…そ、そう！さっき終わってさ、Aに謝りたくて…ごめん」

隼はそう言うと深く頭を下げた

謝りたいと思っていたのは私だけじゃなかったみたい

「私こそ、ごめん」

私も隼と同じように頭を下げて謝ると

隼は少しだけ驚いた顔をした

「私の我儘だったなってあれからずっと思ってて…
　隼は毎日こんな時間まで仕事で忙しいのに」

隼「いや、俺も連絡返す時間なんていくらでもあったのに
後でいいやってAに甘えてたよ」

「私も明日謝ろうって思ってたの、私たちってどっちも意地っ張りだから
どっちかが折れないと謝らないでしょ」

隼「それは違うね！俺も意地っ張りやけどいつも先に謝るのは俺！」

「確かにそうだけど…そんなこと自慢することじゃないってば」

隼「こういう場合、男が折れた方が上手くいくの！まあ大体俺が原因だし」

なんだかどこかで聞いたような気がするけど

そう言ってハハハ！っていつもの笑顔の隼を見てホッとする

隼「はいっ！」

隼はソファから立ち上がって大きく腕を開いた

「な、何？」

隼「仲直りのハグしよう！」

「えぇ、何それ！」

私はそう言いながらも
腕を広げ待つ隼の胸の中へ飛び込んで力一杯抱きしめる

隼「強い強い！」

そう言って隼も私をギューっと抱きしめた

隼「俺、毎日帰るのこんな時間だし家にいる時間も少ないけどさ」

「うん？」

私は隼の腕の中で隼の顔を見上げた

隼「Aが良ければ一緒に住まない？」

「えっ…いいの？」

隼「うん、そっちのが今より会えるっしょ」

「うん！」

私は頷いてまた隼をギューって抱きしめた

また私が隼に怒ることがあったなら

意地なんて張らないでまた隼から謝って

そうやって私たちこれからも上手にやっていこう

もちろん私が悪い時は

意地張らずにちゃんと私から謝るからね

〜fin.