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意地っ張りのごめんね…Hayato.K ページ42






「なんで連絡返してくれなかったの?」



隼はリビングのソファから重い身体をムクっと起こした



隼「あー…」



おそらく昨日と同じ服であろう隼は
目を瞑ったままボサボサになった髪の毛を触った



隼「ごめん、飲みすぎた」



隼はダルそうにそう言った


今日は久しぶりに隼がオフの日

前々から会おうねって予定立ててたのに…



隼「まぁ、いいじゃん。家でゆっくりする予定だったし」



ムカつく

なかなかゆっくり会えないからずっと楽しみにしてたのに

楽しみにしてたのは私だけだったってこと?


隼はのんきにあくびをしながら再びソファに寝転んだ



「お酒なんて…いつでも飲めんじゃん」

隼「こっちだって仕事の人と飲んでんの、
友達とかメンバーとパーッと飲んでるわけじゃねっての」

「でも連絡くらい返せるでしょ、
何時に隼の家行けばいいのかも決めてなかったのに」

隼「俺は仕事も仕事の付き合いも忙しいの、
まあAにはわからんよ」


何それ

最近会えなくてやっと会えたのに

なんでそんなふうに言われなきゃいけないの…



「はぁ……じゃあ私たち付き合ってる意味ないね」



隼のその態度が気に食わなくて

ただ私が寂しいってだけのワガママで


そう言った瞬間少しだけ後悔した…

けど言ってしまったのはもう遅い



隼「は?何それ?」



隼は寝転がっていた身体をソファから起こした



「最近すれ違いばっかだし、隼も今みたいに素っ気ないし」

隼「じゃあ、別れる?」



あーあ、言われちゃった

私は少しだけ黙り込んで軽く顔を縦に振った



「今日はもう帰るね」

隼「…うん」



俯いてそう答える隼を見て

きっと隼も私と同じで口にしてから少し後悔しているんだろう

そんな気がした



私は振り返って玄関へと足を運んだ

終わった…



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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2022年3月24日 17時

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