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‪‪❤︎‬ ページ19





「ふわぁ〜…頭いた」



大きなあくびをして、朝日が眩しくて目を擦る

ベッドから体を起こすとズキンと頭に痛みが走った


昨日玲於と飲んでタクシーに乗って帰ったとこまでは

何となく覚えてるんだよなぁ


私はフラフラになりながら立ち上がり

冷蔵庫に入っている水をゴクゴクと飲んだ



今日は夜に和也が家に来て泊まってくんだっけ…

こんなんじゃまた飲みに行ってたの?って言われるよ



ピコンッ



スマホの通知音を頼りに私はスマホを探した



「あった!…え?」



和也ごめん!今日の夜、急用できた



スマホを握る手にギュッと力が入った


彼氏の和也は最近こうやってドタキャンが多い

だから浮気を怪しんでる



Aオッケー!

和也本当ごめんね!明日夕方にはAの家行く!



私は和也からの返信を読んでスマホの画面を落とした

心臓がキューっと締め付けられる

別に悲しいわけじゃないし、前より和也に抱く恋心もないのに


まぁ昨日飲みすぎちゃって頭痛いし、丁度いっか

とりあえずシャワー浴びよ…


私はスマホをベッドに置いて

着替えを持ってバスルームへ向かった



ーーー



暇になった夜はそれはそれで良かった

前まであんなに和也に会いたい会いたいだったのにな


私はベッドに寝転びながらスマホを触って

仕事の様子をインスタにアップした玲於の投稿にいいねした


玲於は私が玲於のインスタを見てることを知らない

知ったら絶対“見んな!!“って言うもん


あ、そう言えば玲於は今日も仕事だって言ってたけど

大丈夫だったかな?



シーンと静かな部屋

やっぱり少し寂しくなってきた


和也は今何してるんだろう

きっと他の女といるんだろうな…



私はベッドから起き上がってスマホの電話帳を開いた


“佐野玲於“


玲於に何してるの?なんて電話したら迷惑かな?

きっと玲於は今も仕事中…そんなことはわかってるのに



「はぁ…」



寂しい時は玲於に頼って

玲於に沢山話を聞いてもらって

玲於が沢山私を笑わせてくれるから、寂しかったことも忘れて




寂しい時ばっかり玲於って…私って最低じゃん




‪‪❤︎‬→←友達以上恋人未満…Reo.S



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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2022年3月24日 17時

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