私と有名人の彼 (ページ17)

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‪‪❤︎‬ ページ17

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亜「ただいま〜」

玄関から亜嵐くんの声がして

私はレックスと一緒に廊下へと飛び出した

「おかえり〜！」

亜「わ〜！レックスも！ただいま〜！」

亜嵐くんは玄関にしゃがんでレックスをクシャクシャに撫でると

立ち上がって私の髪の毛もクシャクシャにした

亜「Aも！ただいま〜！ははっ！！」

「も、もう〜！私はいいってば〜！」

私は亜嵐くんにクシャクシャにされた髪の毛を急いで整えた

せっかく可愛く巻いてきたのに〜！

亜「なーに直してんの！もういいじゃん、泊まってくんでしょ？」

「そうだけど…」

亜「Aはいつも髪とか化粧とか気にするよね」

「だ、だって…亜嵐くんの前では可愛くいたいし、
亜嵐くんに可愛いとか綺麗とか言って欲しいから」

亜嵐くんは私に“可愛い“や“綺麗“を言葉で伝えてくれない

そんな言葉なくても私のことを好いてくれてるのは伝わってる

我儘かもしれないけど、こんなに頑張ってるから

私は亜嵐くんからの“可愛い“が聞きたい

亜「可愛いって言って欲しかったの？」

私は本気なのに亜嵐くんがニヤけてそう言うから

少しだけムスッとした

「ん〜」

亜「ごめんごめん！本当はいつも思ってるし、
なんとなく恥ずかしくて言えなかった、ごめん！」

亜嵐くんは私に謝るといつもの様に優しく私の頭を撫でた

亜「でも俺、心配！Aってどんどん可愛くなるんだもん」

「…え？」

亜「メンバーはいつもAの事可愛いって煩いし！
会社でよく男にコーヒー奢ってもらってるらしいし！
Aは優しいから断れないんだろうけど〜」

「ご、ごめん…」

亜「はは！謝んないでよ！俺はそういう優しいAが好きだし！」

「亜嵐くんが私に飽きないように、嫌われないようにって必死で」

亜「そんな風に思ってたの…？」

「うん、だって亜嵐くんが好きだから」

亜「うん…てか、無理して着飾らなくても
俺はありのままのAが好き！」

亜嵐くんはそう言ってギューっと力強く私を抱きしめた

「ちょっと亜嵐くん、痛いよ〜」

亜「いいじゃん！今くらいAを独り占めさせてよ」

「えっ…うん！」

亜「Aは笑ってる時が1番可愛い！」

亜嵐くんはそう言ってまた力強く私を抱きしめるから

私も力一杯に亜嵐くんを抱きしめ返した

私に微笑む亜嵐くんがかっこよくて

お風呂上がりでぺたんこ髪の亜嵐くんが可愛くて

全部全部愛おしい

今だけは、私も亜嵐くんを独り占め

〜fin

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