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「佐野さんごめん、世話かけちゃって」

玲「いーよー、謝んなって」

「隼くんにちゃんと好きって言うね」

玲「うん」

「ちゃんと好きって伝えて、ちゃんと振られる」

玲「何それ、振られる前提かよ」

「自信ないし…それにちゃんとハッキリさせる!」

玲「ハッキリ?」

「うん!私は隼くんにとってなんなのか…
そして私はまた隼くんと友達に戻りたい!」

玲「そっか、いいじゃん!頑張れよ」

「うん!」


そう言って佐野さんは私に拳を向けた

私もそれに応えて佐野さんの拳に
自分の拳をトンッと合わせた



私は佐野さんが呼んでくれたタクシーが到着し
車内へと乗り込む



「ありがとう、タクシーまで呼んでくれて」

玲「おう」


タクシーの扉が閉まり動き出して佐野さんに手を振った


私はキラキラ眩しい街を眺めながら、隼くんの事を考えた



ーーー



「ありがとうございました」

『代金は頂いております』

「えっ…」



私はタクシーから降りると
タクシーの扉がバタンっと閉まる



佐野さん…払ってくれたんだ

なんだか申し訳ないな



私は鞄からスマホを取り出し

佐野さんに"ありがとう"とメッセージを送った


「さっむ、早く中入ろう……あっ」



ひらりと目に入った白い雪

空を見上げると暗い空から小さな雪が降ってくる



「雪だ……」



降り続く雪を見ながら

私の家からでも見えるくらい高くて
一段と明るい隼くんのマンションを見つめた



「はぁ…」



私は小さくため息をつき、
冷たくなった手をコートのポケットに入れて

マンションのエントランスを潜った



隼「…Aちゃん!!」



……えっ?


微かに聞こえた声に私は足を止める

確かに今、隼くんの声が聞こえた


私は急いでエントランスを抜けマンションの外へと出る


辺りを見渡すと明るい街の方から駆けてくる

今1番会いたい人……



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ゆちゃん(プロフ) - morningさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(T_T)‪‪❤︎‬お話はもう終盤に入っていますので、完結までお付き合い下さい!これからもよろしくお願い致します♩ (2021年9月28日 7時) (レス) @page19 id: 1433f5874c (このIDを非表示/違反報告)
morning(プロフ) - 初めまして!!毎回更新楽しみにしてます!!このお話が最近の癒しです(●︎´▽︎`●︎) 完結までぜひ頑張ってください!! (2021年9月25日 20時) (レス) @page16 id: ca7299b56f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2021年9月15日 17時

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