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ま「あれ?そう言えば隼くんは?一緒じゃないの?」
玲「そう言えば隼見てないな」
メ「あ、さっき龍友が酔ってトイレでも行ってるんじゃないかって言って
涼太が隼探しに行ってたけど、まだ見つかってないのかな」
亜「えー!どこ行ったんアイツ!」
ま「Aは隼くんとはぐれちゃったのー?」
「…ううん、何か誰かに呼ばれたみたいで」
玲「呼ばれた…?」
「うん、さっき隼くん探してる片寄さんにも会った」
玲「もしかして…あすみ?」
佐野さんは私に小さい声でそう言うと眉間に皺を寄せて
心配そうな表情で私を見た
隼「あー!ごめん!!」
ガヤガヤする会場内に隼くんの声が響く
振り返ると隼くんが息を切らしてこちらへ駆けてくる
メ「あ!隼!!」
亜「おい!Aちゃん置いてどこ行ってたんだよ!」
隼「いや!置いてったとかじゃない!!」
「ねぇ…大丈夫?」
隼「うん!」
「…誰かと、会ってたの?」
私は隼くんに近づき恐る恐る問いかけた
隼「…ううん!会ってないよ」
私から目線を逸らしてそう答えた隼くんは
また私に嘘をついた
その嘘の意味が…知りたい
メ「涼太がさっき隼のこと探してたけど」
隼「あぁ、涼太くんさっきトイレで会いましたよ!」
メ「なら良かった!」
隼くんは誰とも会ってないって言ったけど
森田さんと会っていた
何話してたんだろう
森田さん、泣いてたし
隼「…ごめんなさい!俺、今日帰りますわ!」
亜「え!もう帰んの?!」
隼「急用!」
玲「急用って何だよ…ちゃんと木村さんには挨拶してけよ」
隼「わかってるー!じゃあお先!」
亜「気をつけて帰れよ〜〜」
隼くんは皆にそう言いながら大きく手を振って
私の元へ来ると
隼「Aちゃん、ごめんね…また連絡する!」
「えっ…うん」
私にそう言い残して隼くんは会場の外へと慌ただしく消えていった
そんな悲しい顔で、謝らないでよ……
なんで、謝るの?
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ゆちゃん(プロフ) - morningさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(T_T)❤︎お話はもう終盤に入っていますので、完結までお付き合い下さい!これからもよろしくお願い致します♩ (2021年9月28日 7時) (レス) @page19 id: 1433f5874c (このIDを非表示/違反報告)
morning(プロフ) - 初めまして!!毎回更新楽しみにしてます!!このお話が最近の癒しです(●︎´▽︎`●︎) 完結までぜひ頑張ってください!! (2021年9月25日 20時) (レス) @page16 id: ca7299b56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちゃん | 作成日時:2021年9月15日 17時