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隼「久しぶりに会えて嬉しい！それに今日いい感じやん」
「え？何が？」
隼「…服とか、髪とか？」
「…へっ！あ、ありがとう」
私は顔が赤くなっているような気がして
隼くんから目を逸らし、俯いた
隼「Aちゃん顔赤くない？酔ってる？」
隼くんは俯いた私を覗き込み、目が合う
ダメだ、まだ、もっと好きになっちゃう
「よ、酔ってないよ！！」
隼「なら良かった！今度はちゃんと帰ってもらわんと！」
「ちゃんと帰れるから！」
ピコンッ
隼くんのスマホが鳴り
隼くんはポケットからスマホを取り出して
スマホを見るなり眉間に皺を寄せた
隼「Aちゃんごめん！ちょっと呼ばれたから…」
「…うん？行ってきて大丈夫だよ」
隼「ごめんね！また！！」
そう言ってドリンクを置いて急ぎ足でどこかへ向かう隼くん
ねぇ、誰に呼ばれたの？
駆けていく隼くんの背中を眺めて
私もカウンターにまだ少し残っているドリンクを置いた
周りを見渡すとまり奈や亜嵐さんが居ない…
はぁ、御手洗行こう…
ついでにまり奈探さなきゃ
騒がしい会場から1歩外に出ると
シーンと静まり返る廊下
もう…まり奈どこいっちゃったの？
私はまり奈に"どこー？"とメッセージを送り
先に御手洗へと向かった
ー
御手洗を済ませ鏡の前で軽くメイクと髪を直し
スマホを見るがまり奈からの返事はない
もう…もっかい会場戻って探すかぁ
私は静かな廊下に出て会場へ戻ろうとすると
薄暗い非常階段の方から誰かの話声が聞こえた
…ん？誰かいる…？
私は静かに声のする方へ近づいて聞き耳を立てるけど
声が小さくて何を言っているのか聞こえない
誰かが泣いているのか鼻をすする音と
小さく震えている声が微かに聞こえた
やばい…あんまり聞いちゃいけない話なのかも
私はそう思い物音を立てない様にそーっとその場を離れようとする
隼「今日はもう帰ろう」
私はその声が耳に入るなり足をピタリと止めた
隼…くん？
私は再びそっと非常階段へと耳を傾けると
確かに聞き慣れた、隼くんの声がする
隼「俺が送ってくから、なぁ、あすみ」
その名前を聞いて心臓がドキッとする
なんとなくわかっていたけど
隼くんと一緒にいるのは森田さんだ
さっき隼くんに連絡してきたのも…森田さん
ドキッとした心臓が今度はキューっと締め付けられる
私は思わず会場の方へ駆け出した
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ゆちゃん(プロフ) - morningさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(T_T)❤︎お話はもう終盤に入っていますので、完結までお付き合い下さい！これからもよろしくお願い致します♩ (2021年9月28日 7時) (
レス) @page19 id: 1433f5874c (このIDを非表示/違反報告)
morning(プロフ) - 初めまして!!毎回更新楽しみにしてます!!このお話が最近の癒しです(●︎´▽︎`●︎) 完結までぜひ頑張ってください!! (2021年9月25日 20時) (レス) @page16 id: ca7299b56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちゃん | 作成日時：2021年9月15日 17時
