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今日はまり奈と約束していたクリスマスパーティーの日
まり奈とヘアセットへ向かうために
私は約束の18時ちょうどに六本木駅へと到着した
駅はクリスマス仕様でキラキラと眩しい
通り行くカップルは冷えた手を暖めるようにギュッと手を握っている
私もそういう時期あったなぁ……
少しだけ懐かしくて羨ましいとも思う
ま「A〜！お待たせ〜！」
「あ！まり奈！」
ま「わー！やっぱりAは白が似合う！これにして良かったー！」
「本当？ありがとう」
ま「よーし！気合い入れてこー！！」
私とまり奈は行き交うカップルを掻き分けながら
美容院へと向かった
ーーー
ヘアセットをしてもらい、私たちは会場へと急ぐ
まり奈がこだわるから予定より大幅に時間ロス…
イルミネーションで煌びやかな街を抜けて
見上げるほどの高いビルへとまり奈に案内された
ま「ここだよ〜！」
「なんか凄い所だね…」
ま「有名な人も沢山来るんだって！」
「…へ、へぇ」
私たちはエレベーターに乗り込み
最上階にあるパーティー会場に足を踏み入れた
ま「木村さんー！」
木「まり奈ちゃん！来てくれてありがとう！」
「こんばんは」
木「Aちゃんまで！ありがとうね」
ちょっと！木村さん主催なんて聞いてない…！！
私はさほど広くない会場をぐるりと見回す
隼くんの姿は無い……
「はぁ…」
ホッとしてるのかちょっと残念なのか
何なのこのため息…
森「…あれ？」
顔を上げるとワイングラスを持ちながら
私の目の前に立ち、微笑む森田さんがいた
「あっ…森田さん」
森「あなたも来てたんだ〜」
「あ、はい…友達と来てて」
森「なーんだ、隼と一緒じゃないんだ」
「え…？隼くんとはそういうんじゃないです」
森「あ？そうだったの？
てっきりもう付き合ってるのかなとか思ってたけど」
「……」
森「え〜？もしかして付き合えなかったの？可哀想〜」
そう言って半笑いする森田さんを今にも叩いてしまいそう
私の気持ちなんてこれっぽっちも分からないくせに
「私、隼くんの事そういう風に思ってませんから！」
森「…嘘が下手、今自分がどんな顔してるかわかってる？」
何も言い返せない
だって隼くんの事が好きだから
私は森田さんの代わりにしかなれない
可哀想な女だから
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ゆちゃん(プロフ) - morningさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(T_T)❤︎お話はもう終盤に入っていますので、完結までお付き合い下さい！これからもよろしくお願い致します♩ (2021年9月28日 7時) (
レス) @page19 id: 1433f5874c (このIDを非表示/違反報告)
morning(プロフ) - 初めまして!!毎回更新楽しみにしてます!!このお話が最近の癒しです(●︎´▽︎`●︎) 完結までぜひ頑張ってください!! (2021年9月25日 20時) (レス) @page16 id: ca7299b56f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆちゃん | 作成日時：2021年9月15日 17時
