Happy Valentine《four》 ページ42
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「ったく……なんでお前お酒弱いくせに酒入りチョコなんか買うかなー…」
「えー…？えへへ、だってぇー…おいしいんらもんー……」
「あーハイハイわかったからお前は寝てろこのバカ！チョコ作りながらチョコ食うヤツがあるか！」
「うへへー……」
どうして気づかなかった俺。
疾風のポケットに隠れていた酒入りチョコの存在に。
そういや俺がさっき食べたヤツ、中身ごっそり減ってたわ。
「なにも俺の服に吐かなくても…」
そんな事をブツブツ言いながら、疾風の吐いたモノを洗い流す。
疾風は酒に弱い。凄く弱い。
酒を飲んだ事があるわけじゃない。
酒が入ってるお菓子とかに酔うのだ。奈良漬けとかもダメ。
「かざはー…ぎも”ち”わる”いーー……」
「水飲め水」
「ちょうらいー…」
「自分で注げるだろ…！」
「むーりぃい……おみず、くらさーい…」
「……！もー……仕方ねぇな…」
ああ無理無理無理可愛い酔ってる疾風可愛い天使かよ。
あーーーー可愛いこんなん甘やかせちゃうに決まってんだろコノヤロー。
そんな事を考えながら、大体汚れの落ちた服を洗濯機に放り込み、色々ついた手を念入りに洗い、コップに水を注ぐ。
そして、ソファにちょこんと座った疾風にそれを差し出す。
「ほら、ちゃんと飲めよ」
「あーーい…」
疾風は水の入ったコップを受け取り、それを両手で持った。
そして、チビチビとそれを飲む。
何故だか知らんが、時折、俺の方を見て「へへ」って笑いながら。
……いやーあざといわ。
くっっっっそ可愛いわ。
今なら俺死んでいいかもしれない。
「……」
立ったまま疾風を見つめる。
全然見てられる。飲むのくっそ遅ェけど可愛いから見てられる。
と、疾風がまたこちらをチラ見してきた。
上目遣い……。
「……どうした？」
平静を装って、疾風に問いかける。
すると、疾風はずっとハミハミしてたコップの淵から唇を離した。
「……かざはくーん」
「…なんですか」
「おれねー…」
「…ん？」
「なんでりょーり下手っぴかざはくんにー…てつだわせてるか知ってるー…？」
「んー知らなーい」
ヤベェ棒読みになった。
だって料理下手っぴとか言われたら流石にイラっとしますよ。
まぁ事実だけど。
可愛いから許すけど。
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優也 - いつも見させてもらってます。そのうち弓月さんと風葉さんの過去を書いていただけたらな〜と思っております… 更新がんばってください！待っておりますので！ (2018年4月24日 23時) (
レス) id: 11b57a102b (このIDを非表示/違反報告)
大輝(プロフ) - 抹茶タピオカさん» ありがとうございます！！疾風も喜んでおります！！顔はですね……一応イメージはあるのですが、ご想像にお任せします！( ´ ▽ ` )ありがとうございました^ ^ (2017年2月26日 18時) (レス) id: 0fd182ca0b (このIDを非表示/違反報告)
日向明音＠桐山照史になりたい人生だった＊ペアネ中(プロフ) - 大輝さん» いえいえ！断固かざはや派やけん！ (2017年2月23日 17時) (レス) id: dd2fa960e2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ(プロフ) - 疾風君もう、ほんとかぁいい！！顔もきっと可愛いのかな？（hshs(( (2017年2月22日 23時) (レス) id: 928f7078a5 (このIDを非表示/違反報告)
大輝(プロフ) - 白鳥沢LOVE@無理ゲーはパスさん» ご指摘ありがとうございます！！こんな簡単な文字を間違えるなんてお恥ずかしい…！！本当にありがとうございます、直しておきます(^_^;) (2017年2月22日 21時) (レス) id: 0fd182ca0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大輝 | 作成日時：2017年1月22日 21時
