【BL】（愛しの）妹を守ったら男に迫られたんだが。＼(^o^)／２【オリジナル】

よんじゅはち。 ページ5

「……イヤ？ベツニナニモ？？」




めっちゃカタコトじゃーーん！！声裏返んなよーー！！誤魔化すの下手くそかよ俺ーーー！！



「………へぇ」




マジトーンで返すなよ怖ぇよ！！


こんなん友達にバレたら嫌じゃん！！男として終わるじゃん！！


いやそのまま相談すればとか思うでしょ！？


でも男って変なとこでプライド高いモンなの！仕方ないの！！



「……」

「……っ」



じっとりとコチラを見つめる満留の視線を必死で交わす。


すると、自然と弓月を囲む女子の群れが視界に入る。



その中心にいるのは、勿論弓月。



銀髪がよく目立つイケメンは、取り囲む女子達に、これでもかと愛想笑いを振りまいていた。



……あんな笑って、疲れねぇのかな。



なんて思ってると、弓月とバッチリ目が合った。




「あ」



ヤベェ。



そう思ったすぐ後、弓月は、明らかに俺に向かって、艶やかな笑みを浮かべた。





ゾゾゾ〜ッッ！！と、背中に虫唾が走る。



俺は直様、満留の手を握って教室に行くべく階段へと向かった。




「え！？どうしたんだよ突然！！」




そんな満留もお構いなしに歩みを進める俺。



逃げなければ。



そう、本能が言うから。




「あれ、皆雲君じゃない？」




何と無く耳に入ったその声に、俺の足はピタリと止まる。



……みなぐも……風葉の苗字だ。

よんじゅきゅ。→←よんじゅなな。

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