【BL】（愛しの）妹を守ったら男に迫られたんだが。＼(^o^)／２【オリジナル】

節分 参。 ページ28

あの後結局、3人で仲良く恵方巻きを食べた。


早めに食べ終わった俺と風葉は、食べ終わってなかった満留の邪魔をした。


そんな中でも満留は食べ切っていました。ゴイスー。



それから俺らは、リビングでウダウダしていた。




すると、





ピーンポーン




本日3度目のインターホンが鳴った(風葉含む)。




「……誰だ？こんな夜遅くに」


そう、スマホをいじっていた風葉が言った。


「満留いってらっしゃーい」

「おいコラ主人」

「疾風が行けって言ってんだろ行け」



そう言って、寝転んでいた満留の足を蹴飛ばす風葉。


風葉は優しいね(すっとぼけ)。



「いって！！…こんの疾風厨がぁっ！！」

「ありがと」

「褒めてねぇよっ！」




とかなんとか、ブツブツ言いながら起き上がり、玄関へ向かう満留は、やっぱいい奴だと思います。


俺が女だったら惚れるね！



……と、玄関の方が何やら騒がしい。



「「……？」」




風葉と俺で顔を見合わせ、扉の方を見る。


すると、「あっ、ちょっ！」なんて言葉の後に、2人分の足音が聞こえた。


………はっ！邪気を感じる。



「……おい疾風」

「……おう」

「鬼が来たみたいだぞ」

「お呼びでないんだけどな」

「…例のブツは？」

「こんな事もあろうかと用意してるぜ」



そう言って懐から豆を出した。



ガチャリ…扉が開く。


銀色の髪が、照明に反射し、キラリと光った。


こんな特徴的な髪をしているのは、アイツしかいない。



「今だぁぁぁあ」


そう俺が叫ぶと、風葉も手の中の豆を勢いよく投げた。


「うわっ！？なに！？」



それをすかさず交わす…弓月。


流石スポーツ万能！瞬発力すげぇな！！


……そう思ったのも束の間、俺達が投げた豆の勢いは衰えず、そのまま、弓月の背後にいた満留へ直撃！！




「「クリーンヒット！！」」

「じゃねぇよ俺に当ててどーすんだよ！！」



ナイスツッコミ満留。




「……俺、空気？」



そう、満留の背後で呟く弓月パイセン。

あ、さーせん。

節分 肆。→←節分 弐。

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す