【BL】（愛しの）妹を守ったら男に迫られたんだが。＼(^o^)／２【オリジナル】

よんじゅろく。 ページ3

つか…




「…なんで？」



素直に疑問だった。


風葉が俺の相棒だと思われていることが。



「お前らいっつも一緒に登校してんじゃん」


「…いっつもってワケじゃねぇよ」


「…なに、喧嘩した？」


「違うって！！だから…毎日一緒に登校してるワケじゃねぇの」


「…ふぅん？」


「なんだよ！！」


「べっつに〜？」





そう言って、ポケットから出したチュ○パチャップスを頬張る満留。





満留は、とても察しがよく敏感だ。



だから勘付かれれば一発で色々吐かされる。


いやだって風葉に襲われたとか言える！？言えねぇよ恥ずかし過ぎて死ぬわ！！




そんな事を悶々と考えながら校舎内に入ると、校舎の外から黄色く甲高い声が聞こえてきた。




なんだ？こんな朝早くから。


そう、校舎の外を覗くと、女の群れがあった。


遠目でその群れを眺める女子もいくらかいる。



「あらまー…毎朝毎朝よくやるよねー」



そう言った満留の顔は、何故だか引きつっていた。



「なに？何事？」


「……お前、それマジで言ってる？」


「え？？」



本気でわからず、眉をひそめて満留を見つめると、満留は、驚いた顔をして、はぁ〜、と深いため息を吐いた。



え、意味わかんない。




「そういや、お前、いっつも風葉と楽しそうに話しながら登校してんだもんなー。しかも風葉もモテるから女子うるせぇしー。……気づかねぇわけよ」


「……？？」



満留は、呆れた表情を浮かべ、チュッ○チャップスを口から離した。




「弓月龍太だよ。」


「……」



ゆづき……りょうた？

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