【BL】（愛しの）妹を守ったら男に迫られたんだが。＼(^o^)／【オリジナル】

じゅうはち。 ページ20

「あーぁ…せっかく可愛い子がいると思ったのに……残念」



弓月はそう言い、ため息を吐いた。



「妹が可愛いのは認める。けど渡さない」


「え」



そう言うと、弓月は目を丸くした。



すると、


「あはははははっ！！」



突然、大笑いしだした。




……え？なんで笑ってんの？


俺、なんか面白い事言ったの？



「君、やっぱ面白いね！」


「……どーも」


「あーいや、褒めてるわけじゃないんだけどね？」




こいつ………めっちゃウゼェ！！


なんか知らんけどめっちゃウゼェよ！！


なんやねんコイツ！！


しばらく笑い続けてから、「はーお腹痛い」とか言いながら目じりの涙を拭う弓月。


ほんと何がそんなに面白かったんですかねェ？？





「……あ、そーだ。いい事思いついた」




そう呟くと、 顎に手をやり、何かを考えこむ弓月。


俺の今の顔は、歪みまくっていると思う。



弓月の発言を待つ。


すると、ちらりとこちらを見て、弓月は言った。




「……君、よく見ると可愛い顔してるよね」


「………あ？？」




なんだ、なんか俺すごい事言われてない？

なんか危なくない？？ちょっとマズイんじゃないんですかねコレ。

今すぐ逃げなきゃいけない気がするなんか知らんけど。





「……ねぇ、妹ちゃん、どうしても貸してくれない？」


「あったりまえだろ！！ってか妹は借りモンじゃねぇんだよ！！」



まだほざきやがって本当クソだコイツ！

クソヅキめ！！



「じゃあこうしよう。」


「……？」



にこりと、先程までの笑顔を作り、クソヅk……弓月は言葉を吐く。


何かと思い、耳を傾ける。




「君の妹ちゃんに手出さないかわり……








君が俺の相手してよ。」





「…………。」






……んん？？？？？

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