何度でも５

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-田中樹-

廉「ホンマに海人は悪くないで？？」

「何があったか教えて？？」

廉はどうして発作起こして壁にもたれていたのか全部教えてくれた。

確かに海人だけが悪いわけじゃないけど・・・

廉「俺やって考えればわかったことやん、中学生と高校生の男の喧嘩に弱い奴が止めに入ったらこいうことになるってことくらい・・・」

だとしても・・・

廉「お願いやから・・・優吾くんには言わんで？俺が勝手に発作起こしたってことにしてほしいねん」

「だけど・・・」

廉「お願い・・・」

そのお願いに弱いってこと知っててやってるだろ・・・

「分かった！ちょっと海人と話してくる」

廉「ありがとう」

廉を寝かして海人の部屋に行く・・・。

「海人、入るよ？」

海「え・・・あっ」

部屋を開けた時、なにかを後ろに隠した。

それがなんだか俺にはすぐに分かった

「海人、切ったの？」

海「だって・・・だって・・・・」

海人の気持ちもすごい分かる。

廉が居ない間、ずっとさみしそうにしてたし・・・

いつも紫耀に遠慮しつつ廉のこと気にかけてた海人。

「海人？廉に聞いたよ？廉も海人だけが悪いんじゃないって、岸だって廉だって悪かったって」

海人は泣き出した

「廉、海人がそんな事したら悲しむよ？？海人は廉のこと好きでしょ？」

海「うん」

「廉もおなじくらい海人のこと大好きなんだからさ？？」

海「うん・・・でも廉にぃ退院したばっかなのに」

「そうだね、でもそんな大きい発作が出たわけじゃないし大丈夫」

海「本当？？廉にぃのとこ行ってもいい？？」

「行ってあげな？？ねてるかもだけど」

海人が涙をぬぐって部屋を出ていくのを見届けて岸にも同じ話したら
岸も泣きながら俺も悪かったって・・・。

無事仲直りできました・・・。


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凛さまリクエストでした！！！

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