雪男さんと太陽☀️_② (ページ17)

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お姉ちゃんの悩みページ17

〜SARA.N

朝、5時

家のすぐ近くに住む弟の家に向かう

弟の家までは歩いても10分と近い

いつも自転車で来てるんだけどね〜！！

あ、申し遅れました！！

七瀬琉生の姉・中山沙羅です。

結婚して中学3年生の息子・陽向がいます！！

弟の部屋の鍵を開けて入ったのは5時30分前

まず記憶障害のある弟がちゃんと前日薬を飲んだかをチェック

薬飲んだか分からないから袋ここ入れといてね！って言ったのに入れてないじゃん！！

けど、琉生が分かりやすいように薬に日付書いてて昨日の分がないから飲んだってことでOK

『琉生！！おはよう！！！』

琉生
「ん〜〜っ！！眩しい」

『6時！！起きよ！！』

カーテンを開けて、電気を付けると目をパチパチして眠そうな弟

『琉生？寝ないで？起きて！』

琉生
「んっ」

『昨日薬飲んだ？』

琉生
「ふふ」

ふふじゃないわ！！

琉生
「お姉ちゃんっ！！」

『うん、わかったから！お姉ちゃん来たからおーきーて！』

やっと、ベッド柵に掴みながら起き上がった琉生

『グルグルしない？』

琉生
「しなーい！！沙羅ちゃん、これとってぇ？」

あんた、どうやったらこんな毛布巻き付くの笑

『はい、どうぞ！！』

左足は少しずつ動かせるようにはなってきたけど、まだ微かに動く程度で感覚は完全に麻痺してるから、すごい細い…

『ストップ！琉生ちょっと待って！』

寝起きよくあることなんだけど、、、

痙性が起きちゃってる💦

琉生みたいに麻痺しちゃってる人に多い現象…

意志とは関係なく、筋肉が大袈裟に反応してピクピクしたり力が入ってつったように伸びたり、、、

酷いとバタバタなって普通に足飛んでくるから笑

『はい、いいよ！』

と、琉生が前に倒れないように両肩を支えながら左足の補助具を装着するのを見守る

琉生
「できた！」

『ちょっと待って？』

どうしても手の力も弱いから補助具のマジックが弱くてこれじゃあ外れちゃうから強く付け直す

『いいよ？立てる？』

ゆっくりと立ち上がった琉生は150cmしかない私が見あげるくらい身長が高い。

『はい、じゃあお顔洗ってきて？』

というと、笑って壁を使いながらゆっくりと部屋を出ていった

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タイトル変えました(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈)

前作と内容ほぼ同じです。