約束の明日。 (ページ3)

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岸くんたちに案内されてまず着いたのは、カラオケだった・・・

放課後、こうして友達と遊ぶことがなかった僕は・・・カラオケ店の受付の仕方すら知らない。

岸「部屋は3階だってさ！！！！いこ！！」

岸くんに続いてエレベーターに乗り込む。

一応その間にお母さんに連絡入れておいた。

紫「ここじゃない？」

部屋に入ると4人にしては広いのかなって感じ・・・

来たことないからわからないけど・・・

岸「玄樹なに歌う？？」

玄「カラオケ初めてだからよくわかんない」

って答えるとすごい驚かれた。

岸「じゃあ・・・紫耀！！！なんか歌え！！！」

って無茶ぶりする岸くん。

平野くんは流行りの歌を歌った。

歌うまいなぁ・・・

紫「次、廉！！！」

廉「俺？ちょ、考えてなかった・・・岸先歌ってや！！探しとく・・・」

岸「りょ！！！なに歌おうか」

って選曲は恋愛ソング。

途中、永瀬くんが席をたって部屋を出て行った。

岸「あれ、廉は？」

歌い終わった岸くんが僕にそう聞いてきた。

玄「さっき部屋出て行った・・・トイレとか？」

ってタイミングで永瀬くんは戻ってきた。

廉「ごめん、俺帰るわ・・・」

岸「え、来たばっかじゃん！！！」

永瀬くんはテーブルに5千円札一枚置いて荷物を持つと出て行った。

岸「5千円もいらないし・・・」

紫「まぁ廉はいいんじゃない？歌おう！！！」

岸「そうだね」

平野くんはドアの外を切なげに見つめいていた。