約束の明日。

☆ ページ16

-永瀬廉side-

ホンマに毎日来る玄樹。

なんでか昨日は海人の宿題手伝ってるし・・・

今日も夕方頃来るんかな？？

廉母「廉！！おはよう！！！」

廉「母さん仕事は？？」

廉母「午前休もらってん！！」

今日は検査結果を聞く日。

看「永瀬さん！！横山先生がお待ちです！！！」

母さんと二人で横山先生が待つ談話室に入った。

横「まぁ座って！！」

長年主治医やってもらってるから大体先生の顔見ればよくない結果やったことは分かってる。

横「思った以上に進行していました。」

予想超えてたわ・・・

廉母「そんな・・・」

横「このまま長期入院に切り替えて早急に進行止める治療を進めていきたいと思ってます。」

廉母「お願いします・・・」

廉「よろしくお願いします」

母さんの悲しむ顔なんて見たくないし・・・

この選択以外にないのは分かってるからこういうしかないんや・・・

横「廉・・・がんばろうな・・・」

それから薬の説明をされた。

長期間にわたって投与して効果が出るか出ないかでその後を決めるらしい。

副作用も出るらしくて・・・

さっそく明日からまずは3か月・・・始めるって・・・

3か月言うたら・・・もう1月やん

廉「母さん・・・」

廉母「ん？？」

廉「お願いがあるんやけど・・・」

廉母「なに！！」

廉「学校・・・退学さして？？」

廉母「え、本気で言ってるん？？」

廉「わがまま言うて入った高校なのにごめん。でもどっちみち長期入院なら進級できへんやろ？」

廉母「廉が決めたことなら・・・本当にええんやね？」

廉「うん・・・おねがい」

ただでさえ病院代かかるし・・・高校のお金浮くやろ・・・
どうせ・・・進級できんかったら無駄になるし。

海人も大きくなっていずれ高校生になってお金かかるやん・・・

母さんにこれ以上迷惑かけたない。

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