Fantasy Story. (ページ17)

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＊告白　-You Side- ページ17

もう出番がないから、急いで帰る準備をし健水くんに電話をかけながらスタジオを出た。

　『あっ...もしもし健水くん？』

健水≪もしもし。どしたん？≫

なんだろ...すごいドキドキする...なにこれ...

　『あ、朝のさ俺の寂しいと私の寂しいは違うってどういう意味なのかなって？』

健水≪そのために電話してきたんか？≫

　『うん。少し会えない？』

健水≪ええで。≫

　『今から家に行っていい？』

健水≪わかった。待ってる。≫

電話を切り、急いで健水くんの家に向かう。

この気持ちはなんなんだろう。めちゃくちゃ会いたい。

―――

家につき、チャイムを鳴らす。急いできたからなのか心臓の音がうるさい。

健水「お疲れさん。はよ入り。」

　『うん』

　『で、あのどういう意味なの？』

健水「Aの寂しいはどういう感情なん？」

『えーっと...１人で心細いというか...なんていうか...』

健水「俺の寂しいはな、Aのことが好きだから寂しいんやで」

　『えっ...？な、何言ってるの...？健水くん？』

好き...？私のことが？

　『どうして...？』

健水「朝から踊ってたあの日、Aの努力してる姿に惚れたんや。手つなごうとしたときの

照れてるとことか可愛いなぁって。一目惚れや。」

　『健水くん...』

健水「お前のことが好きや。付き合ってほしい。」

　『ごめんね。今はすぐ答えはだせない...少し考えさせて？』

健水「すぐ答え出せないのは当たり前や。いつでも待ってるで。...で、話変わるけど男の家に

１人で来るとか警戒心ないんちゃう？」

　『へ...？』

健水「その調じゃ真咲達に誘われても行きそうやな。」

そんなわけないじゃんって言おうとしたその時、唇に何か当たった。

意外と冷静で、健水くんにキスされてるのが分かった。

　『っ？！？！？！？』

健水「こうすりゃ少しは俺のこと意識するやろ。無防備はよくないで」

　『けっ...健水くん...』

健水「真咲たちも会いたがってたで。」

　『何も言わずに行ったのは申し訳ないと思ってる。』

健水「次、真咲達に会うのクリパやろ？」

　『まぁね～。私あの後また１人で結構頑張ったんだよ。』

健水「知ってる。あの出来はすごいで。クリパ楽しみや。」

　『ねぇ...まだセトリって決めてないならさ、もう君以外とMOVE一緒に歌いたい！』

健水「ええで。」