第9話 ページ9
私がぼっちになった理由、それは園での活動にも問題があったからだ。
幼稚園での遊ぶ時間。鬼ごっこやかくれんぼなどを遊ぶとき、鬼ごっこではサッカーで鍛えた体力と速さで誰も私を捕まえる事ができない。かくれんぼでは、前世の記憶がある私は当たり前の事だが、幼稚園児よりはるかに知能が上回っており、そして、この小柄な体は大体の隙間には入り込め、誰も私を見つけられない。
他の遊びでも、私が一人勝ちしてしまうという事が続いてしまい、「あいつと遊ぶと全部あいつが勝っちゃうからつまらない」みたいな事を思われて、距離がまた広がってしまうのだ。
いや、私もそろそろ勝たせてあげないとダメかなって思って手を抜いた事があるんだけど、どうも、無邪気で素直な子供オーラが全く出せず、「こいつ手抜いてるな」と、すぐバレてしまうのだ。
普通にやるとふて腐られて、手加減すると「手加減するな」と怒られる。子供って難しい。
そうして、私は頭のいいやつから天才みたいな感じに周りからコソコソ言われ園児と私の間には深い溝ができてしまったのであった。
今では外で遊ぶと仲間外れ確定なので、室内でスケッチブックとクレヨンを握って自分の必殺技のイメージを描く毎日だ。
クソッ、お前ら覚えてろよ…私がお前らの学校を黒いサッカーボールでドカーンとぶっこわす可能性は大いにあるんだからな…
あ、覚えられてたら宇宙人の正体バレちゃうじゃん。やっぱ覚えておかないでください。
こんな様子で先生にも園児にも若干気味悪がられながら私は幼稚園生活送ってくのであった。
いとかなしい。
だが、そんな悲しい幼稚園生活とは裏腹に私のサッカーのレベルはどんどんと上がっていき、ついに自分の技を習得したのだ。
しかも２つもだ。ドリブル技とシュート技。
この年齢で必殺技を３つも覚えているなんて我ながらすごいと思う。
ほんと…すごく頑張ったよ……。
家では生きてるだけで褒めてくれる父さんがサッカーの事となると超スパルタ鬼教官になるから魂を削りながらボールを蹴っていたような気持ちだ…。
だが、これでいつリュウジに出会っても一緒にサッカーができるだろう。
お日さま園でサッカーをする準備は整ったぜ…！
あ、そうだ、明日は家族みんなでお出かけする約束だった。はやく寝ないとな。健康な生活が大事だって父さんも言ってたし、おやすみなさい。
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冷蔵庫(プロフ) - しらたまさん» 返信遅れてしまい申し訳ありません！ありがとうございます！！ディアム可愛いですよね…同士がいてくれてとても嬉しいです…！！更新ペースは相変わらず不定期ですが、ゆっくりと待っていただければ嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2019年7月21日 1時) (
レス) id: 1d9bf02d63 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - とっても面白いです！！ほんとディアム可愛いですよね…続き待ってます！！ (2019年6月14日 17時) (レス) id: 0fdc03aed0 (このIDを非表示/違反報告)
冷蔵庫(プロフ) - ほるてんさん» ありがとうございます！！ディアムの小説がない事がショックで作った作品なので、ディアムの事を褒めてもらえると本当に嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2019年5月12日 2時) (レス) id: 98a096cdb4 (このIDを非表示/違反報告)
ほるてん(プロフ) - ディアム可愛すぎてもう……いっぱいちゅき(語彙力)これからも頑張ってください！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 8ec7dea17d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷蔵庫 | 作成日時：2019年1月3日 1時
