ヒロアカ夢小説⑤ (ページ11)

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その211 期末試験当日ページ11

知らず知らずのうちにAが心の支えになっていたんだな。

そんな事を考えながら歩いていると、彼女が口を開いた。

「しょーとと今まで通りに話せる様になって良かった！やっぱり声に出して話さないと伝わらないね。

テスト前日なのに付き合ってくれてありがとね」

「あぁ、そういや明日テストだな」

「うわぁー、さすが余裕だね～

でもね、私も今回は前より自信あるんだ！

なんて言ったって、地獄の補習週間を乗り越えたからね」

「そんなに大変だったのか？」

「先生と一対一って贅沢なんだろうけど、キツかったよ…特に座学…」

「そういうもんなのか」

「はい、終了ー。後ろから答案送れよー」

これにて筆記試験は終了。

あとはこの後、お昼食べたら実技試験だよねって考えていたら後ろから声をかけられた。

見ると、緑谷くんが手に持っているのは何かの雑誌の様だ。

「星花さんと常闇くん、ホークスと対談したんだよね？生で見たホークスってどうだった？そう言えば確か星花さんは昔ホークスに会ったことあるんだったよね、その時って…」

「黙れや、クソナードがぁ！うっせぇんだよ！」

「ご、ごめんよ、かっちゃん…」

「とりあえず筆記試験終わったんだし少しくらい喋ってもいいんじゃない？

緑谷くん名物のブツブツが飛び出しちゃう辺り、きっと試験終わるまで喋るの待ってたんだろうし…」

「確かになぁ～まぁ緑谷のそれ、ちょっとの量じゃねぇけどな笑」

「あはは、確かに。瀬呂くんの言う通り、ちょっとの量じゃないかも笑」

「ご、ごめんね…」

「え？何で？

緑谷くんのブツブツも味があって好きだよ？」

「え、す、す、好きぃ？！」

「過剰反応しすぎだろ緑谷笑」

「テメェら話脱線し過ぎだろーが！」

「ナイスツッコミ！」

「なんだよ、かっちゃんも話入りてぇーのかよ～笑」

「あらそうだったの？

気づかなくてごめんね、かっちゃん」

「テメェらがそれ言うと気色悪りぃんだよ！」

「あら聞きました？星花さん。

かっちゃん呼びは緑谷限定ですってよ！笑」

「えぇ聞きましたわ、瀬呂くん。

私達が軽々しく呼ぶなってことですね？笑」

「…っ！テメェら…まとめてぶっ殺す！！！」

かっちゃんがイジられる光景なんて、今まで見られなかったなとか

あの至近距離からのパンチを交わす星花さん凄いなとか

思っていると、轟くん達にご飯に誘われた。