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ラッキー〇〇〇 ページ10

和解してから、A、ころん、ななもり。は三人でゲームをした。

「なーくん、そういや今日話があって来たんじゃないの?」

ゲームをしながら、ころんが尋ねる。
ななもりは、うーん…と唸りながら何かを考えている様子だ。

「やっぱ、今日はいいよ!せっかく、ころちゃんの友だちと遊んでるんだしね!」

ななもり。はそう笑顔で言った。

「ふーん、そっか……あ!!てか今日、VR試すんだった!」

「VR?」

ななもり。は、きょとんとした顔でころんの方を見た。
ころんは近くの箱からゴソゴソと漁り、VRが出てきた。

「これ!Aちゃんとこの雑貨屋の新商品なんだよー!今日はこれをやろうって話だったんだ!」

ころんは、はい、とAにVRを渡した。
Aは受け取ったVRを顔に設置する。
VRは見た目より重く、顔が傾く。
目の前は真っ暗でなにも見えない。

「これ、どうしたらいい?」

Aはころんに尋ねる。
ころんは、ちょっと待っててねーと言いながら自分のスマホを操作している。
準備ができたスマホを、VRの中に入れ込んで設置する。

「どう?なんか見える?」

すると、目の前にはスマホで表示している画面が広がった。
目の前は、深い深いーー海の底。
辺りを見渡すと、見たことない深海魚がぷかぷかと泳いでいる。
コントローラーを持って泳ぐように手を動かすと、前に進む。

「わあぁ!すごいすごい!」

Aは、キラキラとした目で、キラキラする深海を見渡している。

「すごい楽しそうじゃんw」

ななもりは1人で楽しそうにVRに没頭するAを見て、クスクスと笑った。

「次ころちゃんの番だよ!」

ころんはAからVRを受け取って、顔に設置する。
ころんがプレイしているのは、宝探しをするトレジャーハンターのゲーム。

「あ!ここにもお宝あったあ!」

ころんはそういいながら、画面に映るお宝に手を伸ばした。

ーーフニッ

「ん?」

VRの世界、実際に感触など感じないはずなのに、柔らかいものを掴んだ感触。
ころんがVRを外して、現実世界を見ると、掴んでいたのはお宝ではなく……

「こ、ころちゃんの……!」

Aのふくよかな胸だった。

「変態!ばか!!!!」

ーーバチンッ

その後、ころんの頬をビンタする乾いた音が部屋に響き渡った。

帰り道→←和解



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設定タグ:すとぷり , ころん , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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ふゆちゃん - ゆきをさん» すごいよい話!更新待ってます! (2020年9月26日 22時) (レス) id: f0e4261de2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきを(プロフ) - 小さい惑星さん» ありがとうございます!!励みになります!! (2020年9月6日 16時) (レス) id: 7a4c1d9b3e (このIDを非表示/違反報告)
小さい惑星 - すごくワクワクするお話ですね!応援してます〜 (2020年8月31日 15時) (レス) id: 17fc4ab8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきを(プロフ) - みかささん» みさかさん ありがとうございます!励みになります。完結までもう少し (2020年8月28日 13時) (レス) id: 7a4c1d9b3e (このIDを非表示/違反報告)
みかさ(プロフ) - すごく面白いです! (2020年7月24日 22時) (レス) id: d74848b20e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきを | 作成日時:2020年2月12日 11時

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