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待ち合わせ ページ4

今日は月曜日。
数日前にころんと遊ぶ約束をしたAは洋服選びに没頭していた。

「うーん……どんな服がいいかなあ……」

Aは社員という立場上、仕事ではラフな格好はできない。
そのためか、私服は露出が高い服ばかり持っている。

「さすがに……肩を出してる服なんて着て行ったら……まずいかな?」

相手は常連の客といえど、よく知らない男の人…尻軽とは思われたくないし、何か間違いがあって炎上するのも嫌だ……
できれば穏便にしたい……
と、Aは思い、白いシャツに黒いスカートという少し地味な服を選んだ。
そして身支度を終え、家を出た。


ーー○○駅

待ち合わせの駅に着いたのは、約束の10分前。
早すぎず、遅すぎず、いい時間だなとAは思った。
しばらく、SNSでも見て時間を潰そうと、携帯を取り出したら、ピコンと通知が来た。

【ころん】
今着いた!どこにいる?

ころんからのLINEだった。
Aはすぐに返信をした。

【A】
今、北口の郵便局のところにいるよ。

ーーピコン

【ころん】
おっけー!!
すぐ行くね!

AはLINEが終わってから、顔を上げると、駅の方からころんが走ってくるのが見えた。

「ごめーん!お待たせ!!」

ころんは息を切らせて走ってきた。
Aは笑って、ころんに言う。

「全然待ってないよ。大丈夫」

「良かった!じゃあ行こ!」

ころんはAの手を引いて、歩き出した。
Aは突然、手を引かれたことにびっくりした。

「え、ちょ、こ、ころん……くん!」

「ん?どしたの?」

ころんはAの方を振り返った。
Aは、ドキドキしながらころんに聞いた。

「あ、あの……手……」

Aがそう言うと、ころんはつないでいる手を見た。

「あー、ごめんごめん!つい!」

ころんはそう言うと、パッと手を離した。
それじゃあ行こ!と言うころんの後ろをAは歩いた。
Aはさっきまでころんと繋いでいた手を、もう片方の手で触った。

ーーびっくりした。急なことで、ドキドキした……。

ころんの家で→←連絡



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設定タグ:すとぷり , ころん , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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ふゆちゃん - ゆきをさん» すごいよい話!更新待ってます! (2020年9月26日 22時) (レス) id: f0e4261de2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきを(プロフ) - 小さい惑星さん» ありがとうございます!!励みになります!! (2020年9月6日 16時) (レス) id: 7a4c1d9b3e (このIDを非表示/違反報告)
小さい惑星 - すごくワクワクするお話ですね!応援してます〜 (2020年8月31日 15時) (レス) id: 17fc4ab8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきを(プロフ) - みかささん» みさかさん ありがとうございます!励みになります。完結までもう少し (2020年8月28日 13時) (レス) id: 7a4c1d9b3e (このIDを非表示/違反報告)
みかさ(プロフ) - すごく面白いです! (2020年7月24日 22時) (レス) id: d74848b20e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきを | 作成日時:2020年2月12日 11時

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