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告白 ページ12

それからAところんは一緒に遊んだ。
ころんの家でゲームをするだけでなく、一緒に映画を見たり、買い物をしたり、楽しい時を過ごした。
ころんは出来る限り、盗撮されないように最大限の注意を払いながら、Aとのお出かけを楽しんでいた。

そしてある日、夜景のきれいな川沿いで、ころんはAに言った。

「Aちゃん、僕ね。Aちゃんのことが好き!付き合ってください!」

Aはころんの真剣な眼差しに、断ることができなかった。
いや、本当はすごく嬉しい。
だけど……

「私は…何があっても、リスナーだよ。それでもいいの?」

リスナーと配信者の恋には、先生と生徒並みの罪悪感があった。
Aは不安に思った。
それでもころんは、Aの手を優しく握りしめて、

「僕、何があっても、絶対にAちゃんを守るから!僕とずっと一緒にいて欲しい!」

ころんから握り締められた手から、心臓に、ころんの温かくて心地の良い体温が、熱が、伝わり、Aの目から涙となってこぼれ落ちた。

「ころちゃん……ありがとう……ありがとう……私も、ころちゃんが好き……大好き……。

ずっと傍に居させてください……」

Aのか細く発せられた、その言葉を聞くと、ころんは構わず抱きしめた。
Aは涙が止まらず、泣き続けた。

ーーあぁ、幸せ。

ーーころちゃんがいれば、何を失ってもいい。

ーーだけど、ころちゃんが傷つくことがあった時は、私の身を犠牲にしてでも、ころちゃんは守りたい。絶対に……。

ころんは再び、Aの手を握り、家まで送ることにした。

「じゃあ、Aちゃん!また連絡するね」

ころんは笑顔で手を振って、走るようにして帰っていった。

Aはころんの背中が見えなくなるまで、外で彼の背中を見つめていた。

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設定タグ:すとぷり , ころん , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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ふゆちゃん - ゆきをさん» すごいよい話!更新待ってます! (2020年9月26日 22時) (レス) id: f0e4261de2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきを(プロフ) - 小さい惑星さん» ありがとうございます!!励みになります!! (2020年9月6日 16時) (レス) id: 7a4c1d9b3e (このIDを非表示/違反報告)
小さい惑星 - すごくワクワクするお話ですね!応援してます〜 (2020年8月31日 15時) (レス) id: 17fc4ab8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきを(プロフ) - みかささん» みさかさん ありがとうございます!励みになります。完結までもう少し (2020年8月28日 13時) (レス) id: 7a4c1d9b3e (このIDを非表示/違反報告)
みかさ(プロフ) - すごく面白いです! (2020年7月24日 22時) (レス) id: d74848b20e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきを | 作成日時:2020年2月12日 11時

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