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「おい、大丈夫か？」
その声の持ち主が私の前にしゃがんだのだが、ふわっ香る匂いで私の予想は確信に変わった。
『…隆二』
隆「とりあえず家に入るぞ」
隆二は私の腰に手を回すと、ゆっくりと立ち上がらせてマンションの中へと導いていった。
そして部屋の前に着くと隆二はなぜか自分のキーケースを取り出し、私の部屋の鍵穴にそれを挿した。
『…なんで鍵持ってるの？』
隆「この前泊まった時机に置いといてくれただろ？それ勝手にもらった(笑)」
『えっ…』
人の家の鍵を勝手にもらうのは犯罪ともとれる行為だが、まぁ隆二だから許してあげよう…。
『…ただいま』
隆「はい、おかえり(笑)」
『え、なんか変なの(笑)』
私は家の中に入るとすぐベッドに寝転んだ。
今にも寝てしまいそうなくらい体がしんどい。
隆「体調悪いのか？」
『…大丈夫だよ。ただの二日酔いだし』
隆「絶対に嘘だろ」
そう言うと隆二は私のおでこに自分のおでこをくっつけた。
触れてしまいそうなほど唇が近くて、私は別の意味で体調が悪くなりそうだ。
隆「…これ熱あるぞ。体温計どこ？」
『多分そこの引き出しだと思う』
２段の本棚に付いている小さい引き出しを指さすと隆二はそこをガサゴソとあさりだし、あった！と子供のように笑うとそれをケースから出して差し出してきた。
『…ありがとう』
渡された体温計をおとなしく脇に挟んでボーっとして音が鳴るのを待つ。
すると隆二がベッドの横にしゃがんで私の顔をじっと見てきた。
やばい、髪型と化粧でキャバ嬢だとバレる…。
隆「………お前さぁ…」
『…なに？』
隆「………いや、なんでもない。ちょっとコンビニ行ってくるから待っとけ」
隆二は軽くニコッとすると、私のおでこを優しく撫でて部屋から出ていった。
冷えピタなどを買いにいってくれたのだろうか？
本当にこういう時だけは優しいなぁ…。
ピピピピ…ピピピピ…
『…………げっ…』
脇から引っこ抜いた体温計には、なんと38.8℃という表示が…。
こんな状態でよくお酒が飲めたな…。
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キャン(プロフ) - naoさん» お待たせしてすみません(ﾉД`)また明日更新しますので！ (2015年3月1日 21時) (
レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 待ってました>_<更新ありがとうございます>_< (2015年3月1日 20時) (レス) id: 2587847f15 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 登坂ゆずさん» 大好きなんて言っていただけて嬉しいです(*´▽｀*)月曜日必ず更新します(汗)お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - ことさん» お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m月曜日必ず更新します！ (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
登坂ゆず(プロフ) - この作品大好きなんですけど最近更新なくてさみしいです（ ; ; ）待ってます！ (2015年3月1日 0時) (レス) id: 2793cf6666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月20日 17時
