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お風呂から上がると、隆二がソファーに座ってテレビを観ていた。
そして勝手にコーヒーを飲んでいる。
『………おはよ』
隆「おーっす」
『仕事は？』
隆「５日まで休み。正月くらいゆっくり休まねぇと死んじゃう」
そりゃそうだ。
１人でそう納得して私も甘めのコーヒーを淹れた。
『……実家に帰ったりしないの？』
隆「あー、そうだなぁ。明日帰ろっかな」
そりゃ帰るよね。
当たり前のことだけど、ちょっと寂しいな。
隆「夜になったら事務所の新年会行くから、それまでデートしよっか」
『え、デート…？』
隆「そぅ、デート。誕生日プレゼントなにもあげてないし、臣だけが祝ったってなんか嫌だから」
彼女のとこ行かなくていいの？と余計なことを言いそうな口を手で塞ぎ、急いで化粧やらを済ます。
その間に隆二も洗面台で髪にワックスをつけたり、着替えたりして準備を進めていた。
そういえば隆二と出掛けるのは初めてだ。
臣くんとは学校に迎えに来てもらった時と誕生日、それも昼間という目立つ時間に出掛けたが隆二は夜に家に来るだけ。
彼女や他の女の人と会ってしまったらどうしよう？という不安を感じつつ、初めての隆二とのデートにウキウキする。
隆「思いっきりオシャレしろよ(笑)」
『え！？そんな服持ってないよ(汗)』
隆「とりあえずスカート。でも臣に買ってもらった服だけは着るな」
言われなくても着るつもりはないが、スカートという無茶ぶりには困った。
タンスを一段ずつ覗き、クローゼットと睨めっこ。
『………どうしよ…』
普段スカートなんて穿かないし、もちろんワンピースなんて物は臣くんに買ってもらったやつ以外ない。
私はタンスの奥まですべて見て、１年以上穿いていないであろう膝上丈の黒のスカートを引っ張り出した。
そして白のセーターを着て、カーキ色のミニタリーコートを羽織る。
『…これでいいでしょうか？』
隆「うん、すげー可愛い」
うわ、可愛いって言ってくれた…。
隆「じゃあ行くか」
そう言って玄関に向かった隆二のあとを、パタパタとついて行った。
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キャン(プロフ) - naoさん» お待たせしてすみません(ﾉД`)また明日更新しますので！ (2015年3月1日 21時) (
レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 待ってました>_<更新ありがとうございます>_< (2015年3月1日 20時) (レス) id: 2587847f15 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 登坂ゆずさん» 大好きなんて言っていただけて嬉しいです(*´▽｀*)月曜日必ず更新します(汗)お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - ことさん» お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m月曜日必ず更新します！ (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
登坂ゆず(プロフ) - この作品大好きなんですけど最近更新なくてさみしいです（ ; ; ）待ってます！ (2015年3月1日 0時) (レス) id: 2793cf6666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月20日 17時
