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『…お腹いっぱい過ぎて歩くの辛い』






お店を出て、次の行き先を知らない私はとりあえず臣くんについていく。






臣「3人前は食ったんじゃない?あの大量の肉たちはその細い体のどこに消えるんだよ(笑)」



『細くないよ。BMIはギリギリ標準に入ってるし』



臣「え、それってどっち?ギリギリ肥満には入ってないってこと?」



『…はい?』



臣「………嘘です。痩せ気味の方ですよね?もちろん分かってますよ」






珍しく低姿勢な臣くんについ笑ってしまう。



それから5分ほど歩いていると、急に臣くんが足を止めてドンッと軽くぶつかった。






『どうしたの?』



臣「……………ここ入ろ」



『えっ、ちょっと…!』






臣くんに手を引かれ、眩しいほど照明が明るいお店に入った。



そこには高そうな可愛い服がたくさん並んでいる。






店「いらっしゃいませ」



臣「…こいつに合う服、適当に選んでもらっていいですか?」



店「かしこまりました。お任せください」



『…え?』






すごく可愛らしい女の店員さんが笑顔で私に近寄ってきて、靴の先端から頭のてっぺんまで舐めまわすようにじっくり見てきた。



臣くんはもうお店の端っこにあるベンチに座って、下をむいてスマホをいじっている。






店「デートですか?」



『んー…、まぁそんなとこですかね(笑)付き合ってるとかではないですけど』



店「あ、そうなんですね。じゃあ恋のキューピッドになれるように頑張ってコーディネートしますね(笑)」






店内をぐるぐる回っていろんな服を手に取っては戻す作業を繰り返す店員さんの後を、私はわけが分からないままついていく。






店「……やっぱりこれですねぇ」






店員さんが見せてきたのは、大きさがバラバラの花が隙間なく描かれている膝丈のワンピースで、よく見てみるとその花はすべて刺繍だ…。



ベースはブラウンで、花は白とベージュという女性らしい色使いでとっても可愛い。



それにお尻が隠れる長さのキャラメル色のコートと、少しヒールが高めの黒のブーツも持ってくる店員さん。






店「これに着替えましょうか!」



『あ、はい…』






私は言われるがまま試着室に入って着替え始めた。

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キャン(プロフ) - naoさん» お待たせしてすみません(ノД`)また明日更新しますので! (2015年3月1日 21時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 待ってました>_<更新ありがとうございます>_< (2015年3月1日 20時) (レス) id: 2587847f15 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 登坂ゆずさん» 大好きなんて言っていただけて嬉しいです(*´▽`*)月曜日必ず更新します(汗)お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - ことさん» お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m月曜日必ず更新します! (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
登坂ゆず(プロフ) - この作品大好きなんですけど最近更新なくてさみしいです( ; ; )待ってます! (2015年3月1日 0時) (レス) id: 2793cf6666 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キャン | 作成日時:2014年12月20日 17時

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