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EL「…本当に大丈夫？笑」
『……は、はぃ…』
さっきまで元気だったAは、タクシーに乗った途端ほとんど喋らなくなった。
揺れのせいで余計に酔いが回り、気分が悪くなってきているしい。
EL「吐かないでね(笑)」
『………頑張って家まで耐える』
できるだけ下を向かず、窓から外見て気持ち悪さを誤魔化した。
店から家まではそんなに遠くないため、あと少しだと自分に言い聞かせて必死に耐える。
EL「Aちゃんはさぁ…」
ELLYは自分に後頭部を見せて外を眺めているAに、ギリギリ聞こえるくらいの声量で問いかけた。
『はい？』
EL「Aちゃんは今市くんが好きなの？」
『えっ？』
ELLYの唐突な質問に驚き、Aの視線は外からELLYへと移された。
『…なんで？』
EL「なんでって聞かれても…、見てたら分かるよね(笑)でももう１人いるでしょ、気になってる人」
『…………………………臣くん？』
EL「そう(笑)臣さんはAちゃんのことが大好きみたいだねー」
そんな事を言われ、Aは少し恥ずかしくなった。
そして自分が隆二を好いていること、そして広臣がAを好いていることが周りにバレバレだということに気がついていなかった自分の鈍感さに驚く。
EL「あの臣さんが女遊びをやめるって結構Aちゃんにマジなんだね。今市くんはどうなのか知らないけど、女と連絡とるの少なくなってきたよ」
『………そうなんだ』
EL「俺はAちゃんがどっちを選んでも応援する。でも中途半端なことはしないでね。ボーカルの仲が悪くなったら三代目として困るから」
『…うん、分かってる』
EL「ならいいんだけど。まぁ頑張って！」
ELLYはAの頭にそっと手を置くと、ふわっと優しく笑った。
『…ありがとう』
EL「いいえ。あ、着いたよ」
『じゃあこれタクシー代…。わざわざありがとう！また……ね(笑)』
EL「うん、また(笑)おやすみ」
『おやすみなさい』
Aはタクシーを降りてELLYに手を振り、見えなくなるまで見送った。
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キャン(プロフ) - naoさん» お待たせしてすみません(ﾉД`)また明日更新しますので！ (2015年3月1日 21時) (
レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 待ってました>_<更新ありがとうございます>_< (2015年3月1日 20時) (レス) id: 2587847f15 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 登坂ゆずさん» 大好きなんて言っていただけて嬉しいです(*´▽｀*)月曜日必ず更新します(汗)お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - ことさん» お待たせしてしまってすみませんm(_ _)m月曜日必ず更新します！ (2015年3月1日 10時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
登坂ゆず(プロフ) - この作品大好きなんですけど最近更新なくてさみしいです（ ; ; ）待ってます！ (2015年3月1日 0時) (レス) id: 2793cf6666 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月20日 17時
