僕らのイケメンな姫２

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健「おい岩田、お前下手くそ過ぎるぞ」

岩「だってAが俺の話を全然聞いてくれないんっすもん(笑)」

EL「岩ちゃんに任せたのが失敗だったわ(笑)」


『……は？』




みんなはなんの話をしているのだ？

直人と直己さんまで岩ちゃんバカじゃないの？なんて言って笑ってるし…。




直「岩ちゃんはもう引っ込んでろ」

岩「ちょ、その言い方はきついっす(笑)」


健「いやいや、そう言われても仕方ないで(笑)もう俺が言うわ」




岩田、よく見とけよ？と岩ちゃんを指さしてから私の方に体を向ける健ちゃん。

そんな大事な話なのか？




健「おい、A！」

『は、はい…』

健「今日、仕事終わったら直人さんの家でやらへんか？」


『……………は…？』




やるってなにをだ？

私は健ちゃんになにに誘われているんだ？まさか変な事ではないだろうな。




EL「ちょっと健二郎さん、大事なとこ抜けてるって！」

直「なんでそうなるんだよ(笑)」


健「え、俺なんて言いました？笑」




おい、自覚ないのかよ。




EL「もう俺が言います(笑)あのね、A」

『…はい』

EL「今日、直人さんの家で飲まない？」


『…………は…？』




さっきから私、は？しか言っていないような気がする。

たかが直人の家で飲もうという誘いにこんな時間をかける必要がどこにあったのだ？前振りが長過ぎるだろ。




直「はい、これ全員参加なー」

『……マジっすか…』




全員参加という事は臣くんもか。

昨日私に対してあんなにブチギレていた彼の事だから、いくら直人からのお誘いだからといって私が行くとなると断るだろう。


いや、ここは私が断った方が良いのか…。




直「隆二と臣、来れるだろ？」

隆「はい、行きまーす」

臣「あ、いや、俺は…」


健「来い。来なかったらお尻ペンペンの刑や」

臣「え…」




なんじゃそりゃ。




私が思う臣くんの心の中。


まだ行かないって言ってねぇし。それになんで断っただけでお尻ペンペンされなきゃいけねぇんだよ。


こんな感じだろうか？




己「A、来るよね？」

『………はい…』




もちろん正直行きたくはないが、ここで行かないと言えば私までお尻ペンペンされる羽目になりそうなので我慢しよう…。

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